2006年に執筆されたこの本は「与える愛」「許す愛」によって愛は循環し,癒されていく事を様々な角度から,また著者の体験やクライアントのケースを基に展開している。何冊もの本や映画からの引用も目立つが,あとがきに前作はたった2週間で書けたのに今回は催促される程ゆったりペースだったとあり,最初は色々な書物から引用した,自分らしからぬ硬い内容になり書き直したとあった。しかしこの人の凄い処は例えば米国の笑いで癒す医師,パッチ.アダムスに映画を観て感動したからと会いに行き,意気投合して中国旅行に誘われて同行したり,「アミ 小さな宇宙人」の著者ｴﾝﾘｹ.ﾊﾞﾘｵｽ氏に電話してインタビューしたりする行動力にある。また執筆中に二度も中断して海外へ旅行もしている。
それをまたパワーとして吸引し,新たなる気付きと人への癒しへと転じて拡大していく処である。親子や夫婦の葛藤や障害者やその家族の学びや使命等勇気を与えてくれ,著者のあたたかい愛に包まれ満たされる読後感である。また彼女の本の担当者が前作のワークを実践した処すぐにパートナーを見つけ本作で姓が変わっていたというハプニングのおまけ付きも小気味良い。

越智先生の「人生のしくみ 」を読んで
とても感動して、この本も読んでみました。

「人生のしくみ」と重複するところもありましたが
相変わらず、楽しくて、愛に溢れていました。

先生がよく言っている
「愛を送るハグ」を実際に、子どもにやってみました。
この子は、愛を与えるのも、受け取るのも
あまり上手ではなかったのですが
ハグをし始めて、心を開いてくれたように感じます。
（ハグをし終わったあとは、ものすごく幸せそうな顔をしてくれました。）

そして、なによりもハグをしている私が感動して
（なにか、あったかいものに包まれる感じです）
涙が出そうになりました。

愛って、すごいなー。
ハグって愛だなーと思いました。

とってもとっても素敵な本でした！　私がこれまで読んだ本の中で一番共感でき、そして日本中の人に読んでいただきたいと思いました。
精神科医である越智さんの本は、今回偶然本屋さんで見つけたのですが、文体がとても親しみやすく明るくて、楽しく読めました。
「愛」と「笑い」の大切さ、その影響の大きさがこの本で実証されています。
今、問題になっている子どもの不登校や親の虐待など、これらすべてが「愛」の力で解決できるのです。
この本の途中に「あなたも『宇宙人』といわれたことはありませんか？」という文があったのですが、私は今ちょうど、娘に毎日「宇宙人」と呼ばれているので、ちょっとうれしかったです。
とにかく、この本はいろいろな心の問題も解決してくれて、幸せに生きる方法を教えてくれます。すべての人にお勧めです。

この人は、本当に精神科医!?そう思ってしまうほど。あまり、納得の行く内容ではありませんでした。実際の生活では、応用できないと人と、できる人に分かれてしまうと思います。そう言った意味で星は一つです。

　越智先生は、これまで、漫画も含めて多くの本を出していますから、越智先生のファンなら、先生の体験されたことについて詳しい方も多いと思います。
　この本を読めば、現在活躍されている越智先生がどうやって、何を吸収して、「今の越智先生」になったのか、更に詳しくわかります。

　そして、「愛」という掴みどころのない、でもなんとなく惹かれるモノについて、親子や兄弟姉妹・友人などの間の「愛」から、セックスを含む男女の「愛」まで、啓子流のユーモアたっぷりの語り口で一刀両断（？）しているのが、この本です。
字が大きくて、スイスイ読めてしまうのも、啓子先生の愛の力でしょうか。

読んだあとは、ほんわかあったかな気分になれます。オススメです。