越智啓子という方を存じあげないまま、購入した。この本は確かにスピリチュアル本のジャンルだろうが、著者はれっきとした精神科医である。しかも留学までされている。
潜在意識についてはフロイド、ユングを持ち出すまでもなく、人間の心の世界を知るための広い知識と洞察が必要である。もし、著者が巷のスピリチュアルでいわれていることを、精神科医としての科学の上にマッピングし一般向けにわかりやすく解説しているのであれば、すごい本だと思う。そう思えるところも多数あるし、病んでスピリチュアルな世界に迷い込んだ人の助けになるような記述も見受けられる。
一方で、柔らかく書きすぎており、安っぽいスピリチュアル本に見えるところもある。

それでも書いてあることを深めるための「ワーク」が添付されているのはすごい。こういうことは実力がないとできないし、口先で「これで運がよくなる」などと書いてあることよりは、はるかに直接的に役立つ（やってみればわかります）。また、「引き寄せの法則」みたいに読んだはいいが、どうすればわからないため、類書を読み漁るハメにもならない。

いずれにしても、精神科医というポジションを出しての啓蒙活動ができることは、相当な信念がなければできないことで、すごい人だと思う。

精神科医であるならもう少し医学的にモノを言えないか。他の著作もである。カニ歩きだの魂来臨のような何か怪しい宗教の教祖みたいな。今一度医療に立つ人間としてきちんと襟を正すべき。ふざけた思い込みの内容で次々本を出版しても、心を病む人達には余計なストレスを生み出し精神科医の中途半端なミーハー性に不安を煽るだけである。真剣に取り組む大勢の精神科医に失礼である。傲慢な上から目線は医療をますます不信にさせる。

越智さんの本もこれで３冊目になりましたが、タイトルに魅かれて購入しましたが、がっかりで今まで読んだ本では最低だと思います〜。残念。本表紙とタイトルが良くても内容がいまいちでは著者が本の中で書いておられる「精神が高まる本」にはならないと思います〜。読んだ後の充実感が全く感じられない本でした。段々新しくなれば、書く事がなくなってきたのか内容薄いのは残念。自分の思いの周波数を高めておくっていわれているところは納得できますが、すべて著者がうまく行っているだけで他の人はうまく行っているとは思はないのですけれど？否定的　悲観的ですかね〜。

頭でっかちな私に、枠をはずすヒントをたくさんくれた本です。
言葉や想いの大切さ。
すべては思い通りになっているしくみ。
とらわれやわだかまりを手放して、どんどん身軽になっていける。
深刻に難しく考えこむよりも、楽しく喜びあふれる日々を送るコツを、
さまざまなアプローチで提案しています。

ピエロに扮して、音の出る赤い鼻をつまんでもらう場面。
「無邪気な誰も傷つけない愛がいっぱいの笑いです」
という一文に、深く納得。
愛あるユーモアを持てる余裕が、思いやりの秘訣。
そして、そんな愛がこれからの世にたくさん必要なのだと思いました。

「暇さえあれば、ギャグを考えている」という著者（笑）
そんな底抜けの明るさの奥に、惜しみない愛情と真摯な願いを感じます。
キラキラ、ワクワク、しあわせな言葉をたくさんちりばめて、
すべての人々の人生を祝福し、精一杯のエールを贈っています。

スピリチュアルとかそういったものに
関心はあり、それを全否定するつもりは全くないけれど、
この本を読んで、なんだかふわふわしていて
落ち着きのない、地に足のついていない感じだな、と
思いました。

もっとどっしり、落ち着いて、
説得力のあるものを書いてほしい。