アトランティスやムー大陸、当時の技術では作れないと言われるオーパーツなどの紹介本。
考え方にも当時の歴史的な影響があったことなど詳しく書いてあり、理解が深まりました。

半分近くがアトランティスとムー大陸についての解説になっていて、他の部分はおまけ要素に見えてしまうところが残念でした。

「Truth in Fantasy」シリーズの本は沢山持っていますが、本書はその中でも質が高い方だと思います。
このジャンルの本は沢山あるのですが、本書は詳しい部類に入るでしょう。また、他の本と比べても、本書の良さが沢山あります。

まず、最新情報に基づいていて、知っていた事でも「今ではこうなっているのか。」と感心する事が多いです。
次に、アトランティスやムー大陸の探索について、現状だけでなく、発端がどうだったのか、歴史の中でどういう変化があったのか、等について詳しく書かれています。例えば、何故アトランティスがオカルトっぽいイメージがあるのか、それ以前はどうだったのか、等が解りました。私はムー大陸の名前の由来なんて、知りませんでした。
三つ目は、本書だけのメリットという訳ではないのですが、間違いやインチキが発覚した事についても、きちんと書かれている事です。(このジャンルの本では、そういう事に触れていない本が多いです。)

超古代文明に興味のある方は、他の本よりも本書を購入する事をお勧めします。そうすれば、詳しいだけでなく、正しい知識と、深い理解が得られるでしょう。
私も、類似の本を沢山読んで、それなりに知っていたのですが、本書を買って良かったと思いました。
ちなみに、本書は全体の4割をアトランティスにページを割いています。