ユニークな朝型生活提案本。
　朝晩の音読で毎日一歩ずつ理想の自分に近づく、毎月28個モノを捨てて余裕の毎日を送る、ストップウォッチを使って学習アスリートになる、といったアドバイスが並ぶ。
　厳しい時代だが、前向きに生きていこうという気になれました。

毎朝1分で人生が変わる！そういう内容の本だと思ったのですが
実際は筆者の日記のような書籍で愕然としてしまいました。
自分の過去の体験談、成功体験談など自慢話が多く途中からウンザリ。
しかも様々な本から引用しただけの内容で、オリジナル要素はほとんどありません。
また書籍のタイトルは全く関係ない内容がほとんどで、
結局「努力すれば何とかなります」で完結させているのが痛い。

例えば
・募金した方が良い　→　俺はしているからすごいよ
・早起きできない　→　起きたら誰かにメールしたら？
・くじけそうになる　→　とりあえずがんばれ
・不安な気持ちになる　→　ビジネスチャンス！

どんな人でもいきなり大きな仕事を成し遂げることは難しいけど、毎朝毎日ほんのちょっとの心がけで行う行動を続ければ、前向きに人生を送っていける、というメッセージを贈る本書。
毎朝の自分への問いかけや目標の音読などスティーブン・コビー「７つの習慣」で読んだような（気がする）項目もあり、また、長期的な仕事は５分だけ始めてみる、とか、朝の時間を有効に使え、とか、結構、自己啓発本や学習法本にでてくる内容も多かったので、真新しさは感じないのですが、どれも簡単にできることばかりなので、ポジティブに生きよう！という意欲と勇気は湧いてくるような気がします。もちろん、今日から始められることばかりなのですが…それが問題ですよね。

この本に出てくる
「One Book, Three Points, One Action」という言葉がすごく印象的でした。

「One Book, Three Points, One Action」というのは、

「１冊本を読んだら、
　３つポイントを見つけて、
　そのうち１つは実際に行動に移す」

ということだそうです。

僕はビジネス書を読むことが多いですが、
これまではただ漠然と
「読めばいいんだ」と思って読むだけでした。
そのためか、
結局のところ実際に日常に役立てられるということは
ほとんどなかった……。

でも、
最初から「１つでいい」と思っていれば、
確かに１冊の本の中から
「すぐにできる」キッカケの行動を見つけ出すことは
簡単にできる気がします☆


「１つだけでいい」。

でも、

「１つだけは」。必ず。



そうやって
「実際にいくつ行動に移せたか」が、
きっとこれからの自分の成長度合いを決めるのでしょうね。

今回は
「これから『One Book, Three Points, One Action』を実践する」ことが、
「One Action」になりました。笑

そのことを教えてくれたこの本に、感謝です！

毎日がつまらない。

それは当たり前。

時間は真っ白な画用紙みたいなものだから。

行動という名のクレヨンで色を塗って初めて、時の流れは彩られます。

その簡単な方法を記したのが本書。

1日１つ初めての体験をするとか、本を読んだら１つ行動に移すとか。

昨日と同じ今日で足踏みをしている読者の背中をそっと押して、始めの一歩を踏み出させてくれます。

たった１分で人生が変わったら苦労しない？

１日１％の成長でも、１年後には４０倍の自分に成長しているそうです。

自分が変われば、人生は変わります。

ちょっとした新しい行動で、どんよりした毎日にほんの少し日が差して来る。

時の塗り絵をしてみませんか？