無邪気なまゆと、怖いけど愛嬌のある鬼との対比が面白かったです。　読んでいるうちにお話の中にぐんぐん引き込まれていく感じでした。
さりげない脇役、きつねくんも良い味を出しています。
また、『めきらもっきらどおんどん』の挿絵もしている降矢 ななさんの挿絵は絶妙。はじめ、絵がめっきらもっきらどおんどんに似ているかな？と思っていたのですが、お話を読んでいくと、そんな事ありませんでした！

これはａｍａｚｏｎのカスタマーレビューを読んで買った本。
ストーリーが好きっ！まゆを食べようと思っていた鬼がまゆの悪気のない純粋さと優しさで、痛い目にあってしまいます。

絵だけ見ても楽しめ、そしてお話を聞きながら読みながら見るとさらにおもしろい。子どもにもお気に入りの絵本です。
まゆと恐ろしい（？）鬼のやりとりにハラハラしたり、思わず笑ってしまったり、とにかく大好きな一冊になっています。

最初の出会いは、子どもが保育園からもらってきた普及版の本でした。一読してこれはおもしろい！と。我が家の当時4歳の元気な娘と主人公のかわいく元気で純粋なまゆが重なって、繰り返し繰り返し読み聞かせました。
その後、子どもは小学校に入学。２年生の時、「童話発表会」という物語を暗唱して発表する大会があり、迷わずこのお話を選びました。自分なりの解釈で主人公「まゆ」になりきって堂々と発表しましたよ。
とにかく、理屈抜きで痛快な絵本です。ふりやななさんの絵もとても素敵。絶対、お薦めの本です。

小さいけど怪力の持ち主のまゆが、まゆを食べようともくろむオニと最後にはお友達になってしまう物語です。最初は怖そうなオニですが、まゆの怪力ぶりにタジタジになってしまう場面が最高です。まゆのお母さんのやまんばもかっこ良くて、やまんばの作る料理もおいしそうです。まゆと同名の娘は、自分が活躍しているような気分になるみたいです。読んだ後、スカッとするお話しです。