インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

ブエノス・ディアス、ニッポン―外国人が生きる「もうひとつのニッポン」

価格: ¥2,000
カテゴリ: 単行本
ブランド: ラティーナ
Amazon.co.jpで確認
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ななころびやおき/著 出版社名:ラティーナ 発行年月:2005年10月 関連キーワード:ブエノス デイアス ニツポン ガイコクジン ガ イキル モウ ヒトツ ノ ニホン ぶえのす でいあす につぽん がいこくじん が いきる もう ひとつ の にほん、 ラテイ-ナ ラテイ-ナ 8855 らてい-な らてい-な 8855、 ラテイ-ナ ラテイ-ナ 8855 らてい-な らてい-な 8855 あなたはニッポンに住む外国人のコトをどれだけ知っていますか?片道のチケットを握りしめ、海のむこうからやって来た新しい隣人たち。コンビニ弁当を作る工場で、同級生と机をならべる教室で、申請者でごった返す入管の窓口で、不法滞在で勾留されている留置場で…彼女ら彼らの目にうつった「もうひとつの日本」の姿とは?外国人事件専門の弁護士が紹介する、悲しくもたくましい、ひとりひとりの物語。 ある交通事故の記録-カマル君はいかにしてスリランカに帰ったか
外国人関連の案件に詳しい弁護士の、ちょっとハードな業務日誌 ★★★★☆
ケーススタディ満載。外国人の巻きこまれがちなトラブルと、具体的解決の事例が豊富。これを読んでおけば、外国人の知人や従業員に万が一何かあっても慌てないで済む。
明日の日本を知りたい人に ★★★★★
著者はポルトガル語が堪能な弁護士。
その業務に携わっている体験記を描く。ユーモアを交えた饒舌な会話文は読みやすく、スラスラ進む。
しかし、その内容はスラスラ読むにはあまりにもシリアスかつ濃厚な内容で、しばしば止まったり再読したりを繰り返した。
なんと面白い本だ。普段見ることが殆ど無い入管がらみの事件をトコトン書いている。著者の守備範囲は広く、その好奇心は読者を振り回す。全ての人に読んで欲しい。そして知って欲しい。本書には未来の日本の方向が見えてくる。
難を挙げるなら、小出版社の為か、誤謬が散見されること。残念。
国籍法3条改正のきっかけとか ★★★★★
読んで良かった。
きっかけは、国籍法3条改正のきっかけになった事件の弁護士さんが、「いしけりあそび」という匿名で書かれていたブログ。本書も、その弁護士さんが、「ななころびやおき」というふざけた匿名で書かれているw

国籍法改正のきっかけの事件の背景も、本書で取り上げられている23の事情の一つです。

自らは人権派ではなく、企業からの仕事を収益の柱としていると言いつつ、常に外国人の案件を200件は抱えているという町の弁護士さんが、強制送還されるべきでない人々の様々な事情を、とてもユーモラスに紹介する。

時には依頼者を叱り、時には自らの力不足を嘆きつつ、依頼者のドラマチックな人生に立ちはだかる法の無情を浮かび上がらせます。

変な同情を抜きにして、不法滞在で強制送還される人々の真実の人間模様は、笑い事ではなかった。

一口に不法滞在と言いうと、大概の日本人は、その外人が悪いとしか考えない。しかし、「これが不法滞在だなんて、不法にされることが不当じゃないか...この人、何も悪くないじゃん...」というのが、現実に起こっているのですね。

と、なんかマジメそうですが、単純に面白おかしくて、おすすめです。
誤解と偏見を解きほぐしてくれる良書 ★★★★★
マスコミが外国人犯罪を取り上げるたびに僕らは不法滞在する外国人全般に想像を敷衍して苦々しく思う。日本に住む外国人と触れ合う機会がないままこのような報道ばかりを目にしているうちに、僕らの頭の中には「外国人犯罪=不法滞在する外国人」というショート・サーキットが形成されてしまっている。主に南米や東南アジアから来た外国人の問題を多く取り扱う「町の弁護士さん」である著者は、本書を通じ、そういった一般にはびこる無知からくる誤解と偏見を解きほぐし、彼らが個別に抱える深刻な経済問題や人権問題の真相をつまびらかにする。そして見えてくるのは、この国の、実情とあまりにかけ離れてしまっている法律と、それを盾に非情で強権的な壁を張り巡らせる入管や司法の面々。もっとも、筆者は多弁に彼らの硬直ぶりを糾弾しつつも、一方的な非難で終わらせようとはしない。あくまで、法の建前だけでは割り切ることのできないこの世の現実と、その矛盾の中で逞しく生きる外国の人々に前向きで温かなまなざしを向ける。「日本に来たのはあくまで本人の意思であり、来たからには日本の法律に従うのは当たり前」という意見は一見正論に見えながら、歴史的に出稼ぎルートの轍が(双方向に)深々と刻まれた南米や東南アジアとこの国との関係性とその事実に未だ寄り添いきれていないこの国の司法という現実を無視した、片手落ちな主張だと気付かされる。安易な偏見の上に胡座をかいて安心する前に、少しでも現実を知って欲しい──恐らくはそんな思いをシニカル且つ飄々とした文体の下に隠し、日々在日ラティーノスの為に錆び付いた法解釈のシーソーゲームに奔走する著者に快哉を贈りたい。
最高の臨床知 ★★★★★
 具体的な事件や、そのエピソードを通して、単に「不法滞在」としか扱われないような、使い捨ての労働力としての外国人への日本社会の冷たさであったり、日本人の父親がいて、生まれてからずっと日本に生活基盤があるにも関わらず外国へ強制送還されてしまうような子供が存在する、日本の国籍法のおかしさであったりへの、筆者とその事務所のスタッフのどこか肩の力がぬけるような描写も交えながら、裏打ちされた暖かみのもとに、的確なつっこみがなされている良書。
 排他的な社会の中で、その社会を支えるために働きながらも、不可視化されてしまっている存在やその周辺の存在のために仕事をする筆者とそのスタッフの姿(お金はよそで稼いでいると公言するところも)、素敵です。