Hootがおもしろかったのでこの作品も読んでみました。環境への問題意識や男の子、女の子（今回は兄弟でしたが）、それに謎の老海賊など、Hootに重なる設定が多く感じますが、そこはご愛嬌。Carl Hiaasenのスピード感ある語り口にグイグイ引きこまれてあっという間に読了しました。ただHootの方がもうちょっとだけおもしろかったので、１つ下げて星４つです。次はCarl Hiaasenの大人向けの作品にもチャレンジしたくなります。

昔、旅行雑誌で見たFlorida Keysの雄大な風景を思い浮かべると、そこに生活するということの現実味が沸かない。
そんなKeysの海をめぐり、雄大で神聖な自然を守るために立ち上がった正義感の強すぎる父親と、それを助けて金銭欲がりがりの大人達に立ち向かう子供たち。
"HOOT"に続いて、自然を守ろうとする子供達の冒険と家族愛が楽しめる話。