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ツバメ記念日―季節風 春

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
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喜んでくれました ★★★★★
母が、重松さんの大ファンでぜひ読んでみたいというので、購入してプレゼントしました。いい話ばかりで、とても良かった!!と言っていました。私もこれから読んでみます。
短編でも、ここまで感動させる事が出来るのだと実感 ★★★★★
自分自身、何気なく読み始めた本でしたが、自分の知っている重松本と
しては、「君のともだち」と同じくらいインパクトのある本でした。
もしかしたら筆者は短編の方がより力を発揮する人かも知れない。

全部で12編あるので、誰が読んでも、「これは」と言う話に出会えると
思います。

個人的には「ジーコロ」と「せいくらべ」がお勧めです。

特に、田舎から上京経験のある人にはジーンと来る話が多いと思います。
僕は東京出身ですが、大学は本当に独りきりで関西に行ったので、共感
出来る部分が多かったです。お勧めです!
すばらしい物語ばかり!! ★★★★★
【めぐりびな】【球春】【拝復、ポンカンにて】【島小僧】
【よもぎ苦いか、しょっぱいか】【ジーコロ】【さくら地蔵】・・・
【お兄ちゃんの帰郷】・・・・・・・・

特筆すべき笑い泣き【目には青葉】・・・・
「友だちとケンカしても、並んでブランコに乗ってると、なんとなく仲直りできちゃうんですよね」

 ・・・「あとで乗りませんか、ブランコ」
 「ずっと一緒に乗ろう」・・・・・・・・・

そしてとどめに【ツバメ記念日】である。

もう、日本中が読まなくてはいけない!!
すばらしい!!という気持ちが、こんな言葉に変わるだけ。

それほど、いい本、である。
私にとっては最高の重松本 ★★★★★
図書館でふと見かけたので、軽い気持ちで読んでみたのですが
一番好きな重松作品になりました。彼の有名作品は一通り読んでいて
どれも感動させられる作品なのですが、主人公が子供か父親の場合が多いので
20代半ばの私には、当事者としての共感は出来ませんでした。

しかし、この「季節風」
全ての人に、すべての年代の人にリアルな共感がもてる作品です。
故郷から旅立っていく若者、都会から逃げ帰ってきた大学生、環境が変わって苦しむ夫婦、
子供を亡くしたダンプ運転手、東京で1人頑張っているフリーライター、お雛様を捨てられない母親・・・

特に気になったのが、やはり新しい土地に行く若者や、その場所でなかなか自分の存在が認識できない人の話に
強く胸を打たれます。重松さんには、もっとこういうストーリーを書いてほしいです。
想いの空回り、という観点 ★★★★★
十二篇の短編集であるが、全作品とも、外れ無く非常に面白く、本書全体を高く評価したい。
そして、どの作品にも、「空回り」という観点が、大なり小なり入っている。

最初に配されている「めぐりびな」では、古い方の雛に対する想い、
二番目の「球春」では、プロ入りして、芽が出なかった先輩を慕う、後輩野球部員の想い、
三番目の「拝復、ポンカンにて」は、ダイレクトに空回りがテーマになっていて、魅力的なオチまである。

それぞれの作品を、こんな観点から読んでも、味わい深い。

我々が一度は経験した事のある、少年または少女時代の思い出と、重なる部分が多くて、共感出来る。
それらは、それぞれが懸命に生きる姿であって、ほうっという読後感だ。

本書は、私が最近読んだ数十冊の、小説新刊本の中でも、ピカ一だ。