「よい水」を飲み,牛乳・ヨーグルトの摂取をやめます。
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以前より,「病気にならない生き方」を読みたいと思っていたところ,
思いがけず,新谷先生のクリニックで検査を受ける機会に恵まれ,
本書を読んだ。
いろいろと「食べるもの」に気を付けていたつもりだが,
かなり誤っていることがあることが分かり,とても有益であった。
牛乳・ヨーグルトの有害性には,正直驚き,
「よい水」を飲むことの重要性を改めて認識した。
どうすれば,「よい食材」を入手できるのだろうか,
これは,都市部に居住する者にとっては相当深刻な課題と思う。
「解毒」機能の低下が病気を招く
★★★★☆
「私たちは食べ物から生命をいただくことで自分の生命を養っている」
本文に書かれたこの言葉が、著者の健康と身体に対する考え方を象徴しているように思う。
ニューザイムとは著者が考えた言葉であり、最近の研究で解ってきた「解毒」に関与する酵素のこと。
特に著者は、人体に元々備わっている「解毒」機能の重要性を訴え、この機能を正常に働かせるよう、
ファスティング(断食療法)と良質なローフード(生の野菜・果実)を主に勧めている。
ファスティングの目的は、「解毒」作用を促すことにある。
また、ローフードの摂取は、直接、ニューザイムを取り入れる為である。
著者は、戦後から続いてきた栄養学の普及により、カロリーや栄養素のみが重視される風潮にも
懸念を抱き、健康維持に最も心がけるべきは「解毒」であると考えている。
最近、食の安全が騒がれ始め、飽食の時代に大量に出回る食品の中から、化学薬品や重金属等の
有害物質に汚染されていない食物だけを選び出すことは至難の業に思える。
著者の考えるように、これら有害物質を摂取しても、自然と排出される身体機能を衰えさせないことこそ、
健康への早道なのかもしれない。
健康について、いろいろと考え直す機会が持てた一冊でした。
誤った栄養学では健康になれない。
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健康を願って生活習慣病予防に取り組んでおられる方も多数おられると思います。この本を読んで、ホントに驚きました。常識だと思っていた、基本的な栄養の知識がそもそもの誤りであることを指摘されており、体によいことと悪いことがあべこべになっている現実を悟らされました。これはかなり衝撃でした。カロリー計算ばかりに偏った栄養学に引きづられないで、本当の意味での健康をお考えになられている方は一読されるべきかと思います。著者は、大腸内視鏡の生みの親とも言える方で、数十年にわたって腸の内部を観察してきた結果、食べものを正しく摂取することが何より大事であるという結論に至り、食事法を開発されます。この本に紹介されている食事のことだけでも大変大きなヒントになるはずです。人間の細胞は、毎日食べる食事の栄養によって維持されているわけですから、食事に気を使わないで健康があるはずない、ということなのですが、まったくその通りであると思います。浅薄な最近の食育論議の前にまずはこの本を読んで根本的な誤りを修正しておく必要はあると思います。医学からみた食育の本だと言うこともできると思います。
「病気にならない生き方」 を読んだ人向けです
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ベストセラー「病気にならない生き方」の副読本的な内容です。
同シリーズを読んで、「もっと詳しく知りたい。」と思った方には、情報量も多いのでオススメです。
ただ多少読みやすさが犠牲になっているので、この本を最初に読むよりは、同じ著者の本を一度読んでからがお薦めです。