1996年に出版された『Classics in Total Synthesis』は、勉強中の学生にも現役の化学者にも役立つ優れた参考書として名声を博している。その待望の続巻となる本書では、K・C・ニコラウとスコット・A・シュナイダーが、1990年代から21世紀初頭までの天然物の全合成のなかでも特に印象的な偉業を詳細に解説している。第1巻を有名にし、教材としての唯一無二の地位を確立した特長のすべてをそのまま引き継いでいるのに加え、この第2巻では、有機合成分野の最新テクニックや成果を紹介し、現代の著名な合成有機化学者たちの研究を華麗に解説している。
・選りすぐりの合成により、ドミノ反応、カスケード法、生体模倣合成法、不斉触媒を体系的に紹介 ・メカニズムと範囲という観点から、最新の合成技術を考察 ・オレフィンメタセシスをはじめとする新たな反応をミニレビュー形式で紹介 ・さらなる研究に役立つ豊富なリファレンス ・ハードカバー版(ISBN 3-527-30685-4)には、教材として役立つ講師向けのCDが付属 ・合成化学および医薬品化学分野の大学院生、教育者、研究者ならぜひともコレクションに加えたい1冊。『Classics in Total Synthesis』第1巻を増補する必携の参考書。
「Classics in Total Synthesis」のレビューから: 「……合成有機化学に興味のある化学者なら、だれもが手に入れたいと望む1冊」 米国化学会誌(JACS)