日本の工場が危ない!―週刊東洋経済eビジネス新書No.65
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日本の工場で、事故・事件が相次いでいる。化学メーカーではこの数年に深刻な事故が頻発した。いずれも死傷者を伴うものだった。
消費者の不信を買ったアクリフーズの冷凍食品・農薬混入事件。逮捕された契約社員は自身の待遇に不満だったという。人件費削減のあおりで、今や日本の労働者の3割以上は非正規だ。
コスト競争に負けた工場の閉鎖も相次ぐ。戦後の高度成長を支え、脈々とつないできた「ものづくり」のDNAは、もはや日本メーカーに受け継がれていないのか。
多くの“プロ”がいたはずの工場で、今、何かが揺らいでいる。
本誌は『週刊東洋経済』2014年3月15日号第1特集の21ページ分を抜粋して電子化したものです。
●●目次●●
どうした日本の製造業
マルハニチロ事件の「必然」
食品の現場はこんなに危ない
冷凍食品、なぜ投げ売り?
化学メーカーの「油断」
日本の工場から消えた高卒正社員
工場は日本で成立するのか
ソニー撤退の深い爪跡
薄型パネルを敗戦処理するパナソニック、シャープ
国内大リストラのJT