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雨の訪問者 [DVD]

価格: ¥5,040
カテゴリ: DVD
ブランド: 紀伊國屋書店
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これぞ、チャールズ・ブロンソン ★★★★★
チャールズ・ブロンソンは包容力のある魅力的な男性として、ヒロインに接する姿がたまりません。サスペンスとして見るべき映画ではなく、人と人とを描いた映画として見るべきものです。
70年代ルネ・クレマン監督の暴力の美学、そしてヨーロッパ時代のブロンソンの傑作 ★★★★★
ヨーロッパ時代のチャールズ・ブロンソンの作品はレベルが高い。そんな中でもこの作品はNo.1といっても過言ではない。そして70年代にルネ・クレマン監督はサスペンスに傾倒するが彼の70年代の傑作がこの作品だ。
この作品はルネ・クレマンの暴力の美学を表現した作品。暴力の美学といってもサム・ペキンパーのようなリアルで強烈な暴力ではない。雨のなか町訪れる男が女(マルレーヌ・ジョベール)を襲う時の暴力そしてその反撃、殺人事件を捜査する謎の男(ブロンソン)が女を守るために振るう暴力をスタイリッシュに描いている。それがルネ・クレマンの暴力の美学なのだろう。この暴力表現に加え、謎を少しずつ紐解いていく過程がなんともいえない魅力がある。
それは、子供っぽい顔のマルレーヌ・ジョベールのミニスカート・ファッションで現されるエロティシズムや筋肉質なブロンソンの殺人事件に対する冷徹な推理という肉体的な魅力が映画のなかで描かれる暴力を美学に変えているようでもある。
また、常に謎かけのようなブロンソンのジョベールに対する問いかけ、そしてそれに応えるように大胆な行動をするようになるジョベール。この二人の織り成す関係も独特な雰囲気を醸し出す。決して派手なアクションはないが二人の男女が作り出す雰囲気は、もはや今のハリウッド作品では描けない魅力を醸し出す作品といえる。
フランシス・レイの抑えた楽曲は雨のオープニングにもピッタリで最高。70年代を代表するフランス映画といっても過言ではないだろう。

このDVDはPAL原版とちゃんと表示してある。その点は某社の表示のないDVDとことなり親切。PAL原版であるためかもともと高いジョベールの声はチョット高すぎ(いわゆる蝉声)耳につく感じがした。


待ちに待った作品! ★★★★★
昔、映画館で観て以来、テレビでも放映しないし、ビデオも発売されないので、観たくてたまらなかった作品です。
ルネ・クレマンの最高傑作と言っても過言ではないと思います。
また、テーマ曲がすばらしいです。
音楽を聴くだけでも、価値ありの作品です。
明るかったあの時代 ★★★★★
1970年の春に春がいっぱいやってきた。変な表現であるが、この年、大阪千里丘で万博が始まった。我が家があった駅も快速が臨時停車することになり、そこからバスが万博会場までピストン運転され、とたんに駅の利用客がびっくりするほど増えた。春ということで明るい雰囲気ムンムンで、楽しそうな明るい時代が・・。この年、晴れて浪人から大学生になり僕としても「春」が来た。その3月の中旬に買った週刊誌の映画紹介にこの「雨の訪問者」の紹介がなされていた。大学生になったらいっぱい映画を見よう・・と思っていた矢先の記事で、監督もいいし、なんとなくミステリアスやし・・こりゃ良さそう・・と直感的に思った。その直感のとおり、映画もテーマ曲も大ヒットし、さらにブロンソンは男性化粧品の宣伝で大化けする。潰れかかっていた化粧品会社が復活するというおまけつきで・・・。チャールズ・ブロンソンのお相手役のマルレーヌ・ジョベールは、007のカジノ・ロワイヤルのエヴァ・グリーンのお母さんであります。年いきますなあ。そりゃもう40年近く前の話ですから。でもあの時の春は実に楽しそうな春だった。
可愛い女とタフな男と ★★★★★
チャールズブロンソンのファンでもそうでない人もきっと気に入る映画だと思います。私はこの映画はテレビで見ただけですが、出来れば映画館で見たい映画でした。マルレーヌジョベールが演じる可愛い女の子とチャールズブロンソン演じる謎の男の組合わせが絶妙です。音楽をフランシスレイが書いていてムードを盛り上げます。そしてあのユーモラスでちょっとほろりとするラストシーンがすてきです。チャールズブロンソンってうまい俳優なのねえって思いました。