産まれた子供に責任は無い
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一人の子供が、ある国に産まれた。
しかしそれは、その子にとって責任が無いことだ。
だから「結局、ぼくのしたことは、子供の命を助けること」
チェルノブイリやアラブ諸国の、現地へ実際に入った鎌田医師の、分かりやすく歯切れの良い言葉には、重みがある。
「いろいろな人たちが、いろいろな国と交流したり、支援をしたりして、つながっていること、あるいは理解をしあっていることが、この国のほんとうの安全を守るうえで大事だと思っています」
薄いブックレットだが、「実践者」としての、机上の論理ではないNGOの言葉を眼にすることができるだろう。
余談だが、これを書いている正に今、TVに鎌田医師が登場してコメントをしている。
彼と出合ったことに、必然を感じる。