勉強術
★★★★☆
著者は、「SAPIXで3年連続1位→開成中・高→東京大学」と、一見すると華々しい経歴を持っていますが、遊びほうけていたことによりあっという間に底辺へ・・・。
いかに効率的に記憶し、忘却するを防ぐかに重きをおいて具体的・実践的な学習方法の数々が掲載されています。
「アサメモ!」、「ステイライン勉強方」、「スクリーン法」、「メモリーサイクル法」、「折れ線グラフ式記憶術」、「プクプク法」、「チョクチョク法」、「シメバツチェック法」、「ポートフォリオ学習」など変わった名前が多いですが、非常に役立つものばかりです。
著者が普通ではない頭脳の持ち主であることを差し引いても得るものの多い一冊でした。ストーリー調に書かれているだけでなく、ページ数も少ないので短時間で読む事ができます。
所詮、著者は頭が良いから・・・
★☆☆☆☆
勉強術の本には興味があって何冊か読みました。
本書は参考にして取り入れられる具体例が乏しい印象。
著者が基本的に頭が良かったから成功した方法を、
私のような凡人にはそのまま真似できない。
本のタイトルで売る本。
そもそも不良=番長ではない。
2009年12月、読みました
★★★★★
暗記、記憶方法がメインに書かれていて、期待とは違った。
将来、受験を控える息子の凡人の親としては、開成中、東大文2の合格ラインに持って行く(?)
具体的な勉強方法とそのレベルの維持の仕方を知りたかった。
何でも書いてしまうと筆者のご商売に差し支えるかもしれないが・・。
神童小学生、不良で超優等中学生、ウラヒャク高校生、東大合格。
★★★★☆
著者の繁田和貴氏は、小学生時代は本当の神童、中学受験で筑波大附駒場、市川、慶應中等部、灘、そして開成と全てに合格と凄い。開成中学ではカード賭博に励んでも中3で特別優秀賞。しかし開成高校では高1の2学期校内模試で20位/400名ではあったが、その後60位、150位、麻雀、ウラヒャク(ビリから100位以内)。浪人、駿台、麻雀狂い、東大E判定で残り3カ月超効率化勉強、東大合格、パチスロ狂い、留年と。小学校で神童で中学で最高、高校から落ち始め浪人、留年というのはよくあるパターンである。中学時代に学校は何故退学にしなかったのか。繁田氏は記憶力に絶対な自信があり、効率的な勉強法を説き、有用な記憶法のコツや、語呂合わせや、折れ線グラフ式記憶法等々を紹介してくれるが、万人にベストな方法はないと言っているように、これを読んですぐに成績向上、資格試験合格になるはずもない。極道の妻だった女性が司法試験に合格とか、苦学したが学生時代に司法試験合格という苦労人の話の方がずっと参考になる。要はこの著者は、評価や信頼を勝ち取るには点数と結果が全てであると言う。著者自身は残り3カ月で猛烈に各教科、特に国語のコツを奇跡の如く習得し、東大に入学したこと、また開成健児であったことの誇りで生きているのだろう。著者は「人生に無駄なことはない、過去の経験はプラス、素敵な仲間がいて今も毎日楽しい」と。しかし中学時代のカード、高校・浪人時代の麻雀、大学時代のパチスロ、留年は、私には時間の無駄に映る。勉強は効率的に短時間に圧縮すること、テクニックそのもの、要領よく目の前のものをただこなすだけの勉強・人生のようだ。逆に言えば著者は小学生時代の神童のままだったら、命を燃焼し尽くし人の何倍の人生を駆け抜け若死にした過去の天才先達と同じだったかもしれない。そこを回り道して今の個別指導塾で名声を得て、これはこれで人生の辻褄は合ったのだろう。
誤字はないでしょう?
★☆☆☆☆
大変興味深い内容だったが、「なか身検索」でも見られる部分で、「どちらが懸命な判断か」という表記を見てガッカリした。
他にも誤字などがあるのではないか、と中身に集中できない。
いかにお勉強が出来て優秀であるかを述べていながら、誤字はないですよね。中身の信用度にもかかわると思うので、早急に対処して頂きたいものです。