『かぼちゃスープ』の続編の絵本です。

ねこ と りす と あひる が作る塩を入れたら世界一美味しいかぼちゃスープ。
ところが！肝心の塩がなくなっちゃった!!!
3人は街へ塩を買いに行きますが、またまたあひるくんが騒動を起こしちゃいます。

今回は、街で見かけたコショウ屋さんの前で、かぼちゃスープにこしょうを入れたら美味しいかな？目を奪われたすきに…迷子！
　　　　「迷子になったらその場を動かないで！」
のお約束もパニックで忘れてしまったあひる君。
無事　ねこ　と　りす　には会えたのかな？
そして、肝心のかぼちゃスープは美味しく出来たのでしょうか???

リアルだけど可愛らしい動物の絵と、3匹の動物のキャラクターが魅力的な絵本。
前作『かぼちゃスープ』と合わせて是非読んでみて下さい。

コンキチ　：スープをつくろうと、ねことりすとあひる、でも
　　　　　　スープにいれる塩がなくなっていて、買い物に
　　　　　　シティーまで行かなくちゃ・・
　　　　　　そして、あぁー！あひるはまいごになってしまいす！
　　　　　　動物の不思議な世界というところですかね
　　　　　　アリスのような世界でしょうか？

ナターシャ：『かぼちゃスープ』という絵本の続編ですね
　　　　　　ケイト・グリーナウェイ賞をこのかぼちゃスープで
　　　　　　受賞しています。絵がきれいですよね、迷子の
　　　　　　アヒル君の地下鉄のザジというところでしょうかね！

コンキチ　：ちょっとリアルすぎて気持ち悪くて酔っちゃいそうですが
　　　　　　こんなキモイ？作品もたまにはいかがー
　　　　　　絵本の世界は美しいものだけじゃつまらない
　　　　　　子供って意外とこういう世界が大好きですよね！

ナターシャ：ちょっとキモかわいい動物君たちのはじめてのお遣い
　　　　　　そんな幼児向けの絵本ですね！

料理をしていて、ひょっとしてスパイスに○○を加えたらおいしくなるのでは…
なんて、急にひらめいた経験はないですか？

猫、リス、あひるの仲良し３人組は、かぼちゃスープにつかう塩を買いに街へ
でかけるのですが、途中、あひる君がスープには　こしょうが合うのでは
と、ひらめいてしまったことが発端となり迷子騒動へと発展します。

かぼちゃスープとこしょうの組み合わせは、実際どうだかわかりませんが、
ボク自身はクリームシチューにこしょう・煮物に黒七味という組み合わせが
大好きなので、あひる君の気持ちは充分共感できます。

見どころは、街の描写！　胡椒碾き器をモチーフにしたビルディングや
カラフルな看板、好奇心をかき立てるウインドウディスプレィの数々を
見ていると、こちらまで絵の中に迷い込みそうになります。

読後は、かぼちゃスープの材料を買いに街へ出かけたくなることでしょう（笑）

カラフルであたたかい色彩に一目惚れしてしまいました。
動物たちの表情や動きも、とても表現力ゆたかで、かわいらしく胸がいっぱいになりました。ロンドンの町の風景をモチーフにしたという、CITYは本当にこんな町があったら良いのにと思ってしまいます。
個人的には、ちいさなあひるが可愛くて、何度見ても飽きないほどのお気に入りです。