シフォン主義に続くハイファイ新書、これについては人によって好き嫌いがハッキリと分かれた作品であったのではないだろうか?

シフォン主義のリズム感あふれるポップなメロディーとやくしまるえつこのどこか脱力感を感じさせる声に心をうたれた自分にとって前作はややインパクトに欠け、やくしまるの声が少し耳につくという、私の期待したものとは少々かけ離れたものであった。

それにくらべ今作は私が期待していた相対性理論そのものであった。

思わずリズムをきざんでしまいそうになるポップなメロディーと、心地よいやくしまるの声…

まさにレベルアップして帰ってきた、というところではないだろうか?

次回作が非常に楽しみである。

ハイファイよりアップテンポな曲が多くて俺はこっちのほうが好き。
Vo.は相変わらず独特な世界観あって魅力的で聴いてるとマジで惚れちゃいそうになる。

演奏陣のレベルの高さを再認識させられた。ホント今の日本のバンドの中でも表現力豊かで引き込まれる。

すごいアルバム。すごいバンド。

シフォン主義、ハイファイ新書と続いてシンクロニシティーンが発売されたけれど、「言葉遊びの歌詞」と「頭に残るヴォーカルとメロディー」は健在。何作も出し続けて、同じ系統の曲を同じクオリティで保つことができるのは簡単そうで、実はかなり難しいことだと思う。

アルバムの開始を告げるような1曲目「シンデレラ」や、サビ部分は勿論、間奏部分が非常に格好良い2曲目「ミス・パラレルワールド」、とにかく韻を踏んでいて、聴いていて驚きが走るキャッチーな4曲目「チャイナ・アドバイス」、そして、新境地を覗かせるような8曲目「三千万年」、11曲目「ムーンライト銀河」など今作もかなりの傑作揃い。即効性よりスルメ性が強くなった気もするので、「リピート推奨」を強くお勧め。2週した時は、1週目に聴いたときより明らかに良く聴こえること間違いなしだと思う。

　結局、アニメソングやアイドル歌謡曲の批評的解釈に曲調が落ち着いた。これでいいんじゃないかなあ。一定のおもしろさがあるし。歌詞は相変わらず徹底して空っぽの語呂合わせ。ここが、アニメソングやアイドル歌謡曲っぽくするキモの部分だ。で、アレンジや演奏はかっこよくなきゃだめなわけ。
　カウンターカルチャー＝パロディであることを意識すれば、ヒップホップやジャズ、演歌などコテコテのジャンルを扱っても今後の活路は開ける。マジメになっちゃだめだ。大上段に振りかぶってパロディをかまさなきゃ。
　本作は、知性派ロックのパロディーでもある。

このバンドが活動してる同じ時代に生まれてよかった・・・ コアな音楽ファンじゃないと受け入れられないかもしれないが一部のマニアには垂涎の作品間違いなし 僕はこれが初作なのでシフォンとか楽しみです すぐ買おう〜