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ベンチャーに生きる―私のチャレンジ半生記

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:今野由梨/著 出版社名:日本経済新聞出版社 発行年月:2004年12月 関連キーワード:ベンチヤー ニ イキル ワタクシ ノ チヤレンジ ハンセイキ べんちやー に いきる わたくし の ちやれんじ はんせいき、 ニホンケイザイシンブンシ 5825 にほんけいざいしんぶんし 5825、 ニホンケイザイシンブンシ 5825 にほんけいざいしんぶんし 5825 エンゼル110番、子ども110番…、日本で初の電話相談サービスを生み出した“ベンチャーの母”が、“諦めない生き方”を語る。 第1章 起業の道(創業夜明け前日本初の電話情報サービス会社誕生 ほか)第2章 試練(十八歳の試練、進学の壁就職の壁 ほか)第3章 育む(世界との縁づくり絆づくり若きベンチャーたちへの応援 ほか)第4章 明日に向かって(グランドティトン登攀健康長寿国世界一を目指して ほか)
著者のエネルギーと心に秘めた悲しみが伝ってくる ★★★★☆
 女性が仕事をするのが困難な時代に会社を興し、60歳を過ぎても元気いっぱいの著者が語り下ろした波乱万丈の物語です。

 1936年生まれの著者は、大学へ進学するのも就職するのも「女だから」という理由で反対されました。そのたびに男性中心社会の理不尽を感じ、「今にみていろ」とエネルギーを蓄えます。
 会社が女性を雇ってくれないのなら10年後に自分で会社を興す、と決めた著者は、32歳で本当に会社を設立してしまいます。
 会社を興し伸ばしていく過程での魅力的な人々との出会い、女性ばかりの会社を維持するための苦闘、病とのたたかい、養子縁組した20歳の青年との葛藤の日々。いつも全力でぶつかり、激しく衝突しながら突破していくエピソードの数々は、女性はもちろん男性が読んでも浄化作用(カタルシス)をもたらします。

 たとえば……、

 昭和20年7月に三重県桑名市に大空襲があり、あやうく死にかけた9歳の著者は、「もし生き残れたら、大人になって、アメリカに行って、この体験をみんなに話して、二度と子どもたちが戦争で命を落とすことのないように頑張ります」と神様に誓います。
 後日、ニューヨーク世界博のコンパオンとして初渡米し、マスコミ対応しているとき、車イスに乗ったジャーナリストと話をする機会がありました。自分の出身地を尋ねられて「三重県の桑名というところ」と答えると、彼の顔色が変わりました。聞けば、その人は桑名を爆撃した米海軍兵士で、戦争の心の傷から半身不随になってしまったといいます。「よく生きていてくれた」と声をつまらせる彼は、著者が9歳から秘めていた誓いの内容を聞き、「私もマスコミの人間として、いろいろな人たちに話していこう」と言ってくれます。

 全力で失踪する著者のエネルギーと、心に秘めた悲しみが伝ってきます。
 中身の濃~い本でした。

こんな女性ベンチャーがいたんですね ★★★★★
昭和11年生まれの著者が、生い立ち、大学進学、就職(実はマスコミに断られ10年間今でいうフリーターをしていた)、起業、そしてこれからのことを具体的に綴っている。困難をばねにしてチャレンジする姿はすごい!のひとこと。マラソンゴルフでギネスブックレコードも持っていて、午前3時から午後7時10分まで8.5ラウンド153ホールを平均スコア46.4で回ったそうです。それが試練を乗り越えるために自分を試してみるためだったというので、二度びっくりです。「自分の知らない自分の力を思い描き、それを信じればいい。やってみようと思うことから、すべては始まるのだから」という著者の姿勢に勇気づけられ、チャレンジしようと思う人も多いのでは。渡辺淳一さんと孫正義さんが帯を書いています(二人も本文中に登場)。女性、学生、ビジネスマンなどにお勧め。