いい聴き手にるためのコミュニケーション・スキルとしては、「自分の口を閉ざす練習をすること」これがなかなか難しい。「傾聴」はいつも相手が主人公、王様であることを念頭におく。相手の人格を尊重することは、日常会話にでも必要なことである。自分が相手の上手に出て、「助言(アドバイス)」しようなどと思わない。お説教をしようとして、自分の考えを押し付けたり、結論を出したりしない。何が大切かし言うと、「共感」「受容」である。しかも、礼儀正しく敬意を払う心構えがなければならない。反論・批判・否定は禁物。共感的励ましの方向で。今、全国各地で傾聴ボランティア活動の輪は、福祉の世界にとどまらず、生きていくどの領域においても広がっていて、特定非営利活動である。