難しい事を分かりやすく
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分かりやすいですよこれは。
まず、標準的な化学の教科書を開いたときのような、ビッシリ書かれていてやる気が失せる感じが 無いです。
スッキリしたレイアウトで、文字のフォントも小さすぎないし、とっつきやすいです。
図や表も多くて、言葉だけではイメージしにくいところをきちんと補ってますから、意味不明感がありませんでした。計算過程も詳しいし。
優秀な人のわかりやすいプレゼンを聞いているみたいです。
難しい事を分かりやすく書くことの大切さを実感しました。
小難しく書いてなくて、いい本でした。
理系インデックスに書いてあったとおりでした。ありがとう管理人さん。
量子化学の知識0でも短期間で理解できた入門書。良いです!!
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大学に入学して、量子化学の授業があったのですが、高校とあまりにもかけ離れていてチンプンカンプンでした。
大学では、高校と違い、化学反応や分子の構造、ダイナミクス、イオン化エネルギーなどを”軌道”という概念を用いて
考えるようです。そのためには量子化学が必要だと、とある授業で言われ、量子化学を勉強しようと思いました。
量子化学は、計算が多くて、変なギリシャ文字多く出てきたりと、よくわからないことだらけで、数学も苦手な自分は、読む気にもなれませんでした。量子化学の本も分厚くて、値段も上下セットで高いものが多く、正直勉強できるのか?
といった疑問がかなりありました。この本は割と薄めで大学の教科書としても値段もはらず、A4刷りで構成も見やすい
ものでした。なので、思い切って買ってみました。
読んでみると、大学の専門書の中に多くある専門的な言い回しがあまり無く、あったとしても、それについて説明書きがしっかりあったりと、意外なほどすらすら読めてしまい、読むのが遅い自分でも2週間くらいで読めてしまいました。早く読める分ストレスもたまらないし、章の長さも一回で勉強する時間(約1.5時間)にあっているので、無理なく自己学習できたと思います。
はじめに学ぶ本として、きっと最適だと思います。本の最後に、もっと勉強したい人へ、ということで、良い参考書を列記してあり、これらの参考書も少し見てみたところどれもすごくわかり易いものばかりでした。もっと早くこの本に出会えていたらと思いました。
そんなこんなで、大学1年生のときに、これを読み理解したおかげでその後、無機化学、有機化学、物理化学の各分野の興味の幅も広がって、授業もより有意義なものになりました。化学の反応や物質の構造、などが”軌道”というものが深く関わっていて、その軌道を考える礎となるのが、量子化学であるということが本当に理解できたと思います。
化学のおもしろさをより広げるきっかけとなる良書でした。是非読んでみてください!
量子化学の入門書
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真船先生が書かれた量子化学の入門書。
初学者でも無理なく量子化学の基礎が身につきます。
本文内で式変形が詳細になされているため、
行間を読まずにぐんぐん読み進めることができます。
入門書としておすすめの一冊です。