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くさいはうまい (文春文庫)

価格: ¥520
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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最近は見かけなくなりましたね。小泉先生 ★★★★★
連日のようにテレビ出演をされていました。発酵は人類を救う。という思想をお持ちで、確かにそう思えるし、実践されている。テレビ番組で鰹節に醤油と長ネギを刻んだものをかき混ぜて、あったかいご飯にぶっかける。これが一番。ということで実践してみたら、おいしい。ちゅるちゅる、
ぶっかける、等の表現はユニークでありながら、非常に伝わるものがあります。食べ物がおいしくなりそうです。日経の夕刊木曜日の連載は楽しみ。でも、この本の内容の方が具体的で面白い。発酵は面白い。息子にも農大に行かせたい気になる。こうゆう先生ばかりであれば、日本もよくなるのだろう。本とテレビとメディア、ラジオでの話からで、授業は面白くなかったりして。論文で醤油(ナンプラー)の物をよまさせていただきましたが、発酵は面白そうですね。
発酵食品が中心です ★★★☆☆
3部構成になっていて、
1.発酵食品の話
2.くさい食品の話
3.対談
となっています。発酵食品は一般ににおうので、発酵食品中心といっても、くさい話の話題が主になっています。
ただくさい食品にまつわる面白エピソードは第2部くらいなので、購入の際はお気をつけ下さい。
積極的に食べたいとはおもえなかったが・・・ ★★★★☆
前半は臭くないものも含めた発酵食品の紹介で、特に日本の気候が様々なバリエーションの発酵食品=保存食を生んだことが記されています。鰹節も発酵食品であり、あの固さ・旨味もカビのお陰というのにはびっくりしました。
後半はよくもまあ、これだけ臭いものを食してきたものだというエッセイ。結膜を網膜と記述するなど、専門外では間違いもみられますが、臭くても旨くなる理由をきちんと説明しています。
積極的に食べたいとは思えませんでしたが、楽しく読めました。
さすが発酵仮面 ★★★★☆
さすが発酵仮面の名を持つ小泉先生。
カナディアンイヌイットの「キビヤック」、本当にすごそうです。
発酵食品大好きな私も、チャンスがあればチャレンジしてみたくなりました。
くさそう ★★★★★
発酵学・微生物関連を専門とする農学博士である著書が、納豆からくさや、スウェーデンのシュール・ストレンミングまで、文字通り世界のあらゆる「くさい食べ物」について体当たりした体験記録である。
たとえば、こんなさりげない記述、

「アザラシの肉は私も経験したことがありますが、やや大味で、特有の生臭さを持っていました。クジラよりも臭みの強いイルカより、さらに三倍ぐらいアザラシは臭みが強いと感じました。なかでも生のレバーを食べたときには、その生臭さはものすごく、さすがの私もウッときました。しかし、生臭さの強さにおいては、セイウチにかなう海獣はないといわれていますから、よほどのものなのでしょう」(アザラシもイルカも食べたのか・・)
さらにすごいのが、「激烈臭発酵食品」の章の、カナディアン・イヌイットの食すキビヤックという食べ物。(読んでみてください)

もちろんそういったゲテモノ見たさの好奇心だけではなく、それら発酵食品がどれだけ栄養学的に理にかなったものであるか、という専門的な意見もあり、さらに優れた文化論、においと人間との密接な関係の批評ともなっているのです。