昨年、13年振りのリーダー作を発表して大絶賛を浴びた人間国宝級ギタリスト、デヴィッド・T.ウォーカー。そんな彼が今年届けてくれたのはキャリア初となるクリスマス・アルバムだ。トラディショナル・ナンバーを中心にドラムのレオン・チャンクラーやベースのバイロン・ミラー、そしてアルバムの約半数の曲でフィーチャーしたヴォーカルのバーバラ・モリソンらを従え、唯一無二のギター・プレイを響かせている。(ADLIB2009年12月号)
ギターの神様(七福神?)の一人です。
★★★★★
ギターの神様 David T. Walker のクリスマスカヴァー・アルバムが出ていたとは知りませんでした。季節外れをものともせず購入して至極のギタープレイを堪能しました。ただ、大変申し訳ありませんがギターの音色が新しすぎると言うか、鮮明すぎると言うか、これエレアコまたはエレガットですよねぇ・・・。やはりGIbson系のフルアコで弾いてもらいたいなぁこの人には。使っていたBirdland壊れたのは判るけど、こんな安っぽい(失礼)楽器使うことないのになぁ・・・。エンドースしてるのかなぁ?年齢的にこういう軽い楽器が好みなのかなぁ・・・。でもクリスマスにはお勧め間違いないです。70年代が一番だったけど枯れた味も堪りませんね。
クリスマスにぴったり!!
★★★★★
大人のクリスマスを彩るのにぴったりなあったかい1枚です。
シャンパンを飲みながらバーラウンジとかで聴けたら最高ですね。
辿り着いた〜熟練の境地〜 傑作です。
★★★★★
数えきれない名曲の数々に、十八番のフレーズを添えてきた御大の一貫したメッセージ。
ファンクネスやブルージー、ジャジーなどの枠組みを越えてメロウな融合に達している。
スピードの60年代、ファンクネスの70年代、哲学的な80年代、ゴージャスな90年代、各時代全てにソロアルバムを持っている実力が、ここに来て「静かに纏まった」と思います。
早録りの為か、近年どうしても拭えなかったセッション臭が本作には無く、
バーバラを始め、参加メンバーの一体感が「一つの温もり」になっており、
素晴らしいマスターピースに仕上がっている。
やはり、「神の使い」なのだと思います。
理屈や説明など、御託は一切無用の「静かな調べ」に円熟の極みを感じます。
アメリカンミュージックに一つのスタイルを確立した「マスター」の偉大さが暖かく包んでくれます。
こんな時代に、温もりの詰った稀有な作品で、傑作です。