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大人のための「情報」教科書 (チャートBOOKS SPECIAL ISSUE)

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 数研出版
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大人にこそ薦めたい一品 ★★★★☆
タイトルの通り、「情報」の授業を受けたことのない大人にこそ薦めたい一品。なんとなくパソコンやITという言葉に苦手意識を持つ人は、これを読めばきっと気が楽になるはず。

ただし、解説が軽い部分が多く、本気で教科情報について学びたい人や、現役高校生が授業のための学習として用いるには物足りないと感じるかも知れません。その場合、この本を見ながらインターネット等で気になる語句を調べると、より学習しやすいと思います。
こんな本がほしかった。 ★★★★★
 私は長年,自己流でパソコンをやってきました。
今年から,高等学校で,「情報」という科目が新設され,
必修になったと知人から聞き,
高校生は,情報に関して,
どのようなことを学ぶのかたいへん興味をそそられました。
しかし,高校の教科書は,簡単には手に入らないので,
そのことは忘れていましたが,話題の本として,本書を知りました。

実際に読んでみると,「情報とはなにか」とか基本的な概念を
専門用語を使わずにやさしく解説してあり,目から鱗が落ちる思いでした。
これまで,自己流でそれなりに分かったつもりでいましたが,
やさしく,系統的に解説してあり,インターネットなどに関しても
「ああ! あれはそういうことだったのか」というとことが随所にあり,

た!いへん勉強になりました。
巻末に,今話題の「ユビキタスコンピューティング」,および,
ついにマイクロソフトが参加するようになった
「トロンプロジェクト」のことが
分かりやすく説明してあり,それだけでも,たいへん得をした感じでした。
情報化社会に生きる人にとって,一度読んでおくといい本だと思います。

これまで,このような本を探していましたが,
やっと巡り会えたという感じです。

人に読ませるための編集が行われていない? ★★☆☆☆
総じて、あまり良い本とはいえません。理由はこの本が「売り」にしている解説文が練られていない点です。
この本は、教科書本文のところどころに解説が差し込まれる、という構成になっています。

この解説文の中に、著者のメモをそのまま最終原稿にしたのではないか、と思われるような記述が多数見られます。「ここはわかるだろう」とか「ここは読まなくて良い」など。
解説の中で多用されるたとえ話や例示もわかりにくいものが多いです。文章表現もあまり考えられたものではなく、初稿がそのまま通ってしまっているような印象です。

これは、著者の責任というよりも、編集者の能力の問題か、あるいは無理なスケジュールで編集を行った出版社の責任ではないかと思量します。
坂村氏の文章は新聞のコラムでのみ読んだことがあり、その時には平易で的確な表現で分かりやすかったという印象がありましたが、この本の解説文はその印象を全く覆す内容になっており、残念です。