すべての人が聴いて感動する名曲名演奏
★★★★★
すべての人が聴いて感動する名曲であり名演奏でした。すべとのひと分野はことなっていても道を究めたい人は参考になります。フルニエ版のやさしい演奏に比較して荒削りの力強さが特徴でした。感謝です。
フルニエ版もすばらしいものでした。二人を聴き比べるとそれぞれの良さがわかりました。
輸入盤セットがお得
★★★★☆
この演奏にこれ以上の讃を付け加えるまでもなく、名演です。
しかし、あまり値が変わらない、9枚組の輸入盤BOX にも収録されており、しかもこちらにはカザルストリオ等、多くの名演が収められているので、輸入盤をお勧めします。
この名曲を初めてチェロのレパートリーに加えた、古い歴史的SP録音
★★★★★
カザルスが Bach のこの曲を古い楽譜店で見つけ、練習に没頭し初めてチェロのレパートリーの一つに紹介した、チェロ奏法を革新してしまった難曲・名曲の、しかし、歴史的 SP 78 rpm Vinyl レコーディング。カザルス以後、この曲はチェロの名曲として名手に取り上げられることとなった。
「フレージングごとにポーズして、聴き手の反応を確かめながら、目で"どうだ?"と、自信たっぷり弾いていた」とは、ロストロポービッチ氏。
これを聴けば、他は要らないかも知れない、20世紀規範の名演である。
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ベートーヴェン : 大公トリオ、シューベルト : ピアノ三重奏曲第1番
哲学者の講義を聞いてるみたい
★★☆☆☆
マニアの方向きなんですかね〜。私にはこの演奏の良さがわからない。
なんか、哲学者の講義を長々と聞いてるみたいな気分になってしまう。
BGM聴きが主の私には、現代プレーヤーが奏でる滑らかでフラットな演奏が合っているようです。
音楽ではなく芸術としての精神性が問われる
★★★★★
この演奏は
神、あるいは我々を支配する運命のようなものに対する祈りである。
演奏の技術や、録音状態の良し悪しなどが重要な要素にならない。
それは逆説的に、芸術の持つ「人を引き付ける」最たるものといえるだろう。
つまり、この演奏者はその「精神性」をバッハの旋律に乗せて表現しようとしたのだ。
バッハの旋律を追うような性急な演奏はもはや芸術ではなく、耳触りのいい音楽でしかない。
宮廷に響く音楽なら演奏者を選ぶ必要はない。
BGMとはそういうもの。
この演奏者は「歌わせて」いるのではなく「精神性を表現」している。
その証拠に、人間の感情と同様な緩急を演奏に感じることができる。
多くの現代人に言えることだが、個人主義になるほど他人の感情など邪魔になる。
そういう人はこの演奏を受け入れられないことになるがそれは仕方のないこと。
しかし、芸術とは共有して初めて完結する、人類の生み出した「最も偉大な発明」だと思う。
この演奏にどこか安心感を抱くのも、演奏者の「伝えようとする意志」によるものかもしれない。