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あめのちはれ 3 (B's-LOG COMICS)

価格: ¥651
カテゴリ: コミック
ブランド: エンターブレイン
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どの部分が面白いと感じるのだろう? ★★★★☆
びっけさんの書く「女の子」は、僕は何だか大好きでたまりません。基本的には、ボーイズラブ(BL)出身の作家さんなので、テイストが、むしろそっちであるにもかかわらず、です。一番おおこれはいいっ!と思ったのは『真空融接』でした。こっちは、ガチBLでした。ここの主人公は、もちろん男性同士のカップルなんですが、そこに出てくる女の子が、もーかわゆーてかわゆーて。BLの作家さんには、魅力的な女性というキャラクターが出てきにくいように思えるのですが、さらっと物語の中で同レベルで女性も男性も出てくるのが、僕は好きです。とはいえ、、、他のレビューの方もおっしゃっていますが、雨降ると女体化するという謎に対して、サラッと受け入れてしまって抵抗する男の子たちは、よく考えれば、???ですね。いやファンタジーとして「そういうこと」はあるとしても、なぜそうなかったか?ということを探求し続けるやつが一人くらいいてもいい、というのは確かにそうだなーって思いました。『真空融接』は、キスをしてエネルギーを交換しないと生きていけない人間というSF設定でしたが、その謎や生態の背景については「全く完璧に」言及がなかったのをいまさらながらに思いだします。何かそのへんにこの作家の作る物語世界の謎があるんだろうな、と思います。ちなみに僕は、たぶんこの物語世界のテイストが好きなんでしょう、全く違和感がなかったですが・・・気になる人は多いような気がします。読者が、男性か女性か、それとも年代的にどこの世代か?で読み方が異なるのかもしれないですね。4巻以降で、ただ単純「女体化した世界を体験するファンタジー」ではなく、その謎やそれを元に戻すというドラマツゥルギーを用意しないと、理屈的には合わないのかもしれません。だって壊されたバランスは、元に戻らないと収支が合わないですから。でも、そもそも作者自身は、そういうことよりも、「思いついた世界観」で「それを疑問なく受け入れて」どう人が感じるかというシュミレーションをしているとすれば、謎は意味を持たないものかもしれませんが。僕は、この雨が降って女体化した男の子たちが、、、、やべっ、ふつーの女の子のキャラクターよりもかわいくて仕方がない(笑)のですが、この感覚が、いまの「男の娘」的なモノなのか、それとも、「女の子になりたかった自分」というファンタジーなのか、イマイチそのへんが解析できていません。2巻が失速気味に感じて、3巻でおおっ!(特に寮長の仲が明らかに接近しているところっ!)と思ったので、やっぱりそのへんがポイントかな、とは思いますが。それにしても、主人公の男の子は、ここで北条明日輪ちゃんという女の子が好きなことを自覚するのですが、同時並行で、女体化した時に知った彼女の兄貴である寮長(北条先輩!って、どんだけかわいいだよっ!)とも、何となく微妙に仲が進展します。兄妹同時攻略かよって、おもわず噴き出してしましました。これ、いーよ。いやーとにもかくにも大好きです。


なにはともあれ青春だなぁ・・・ ★★★★☆
雨が降ったら性転換するというファンタジーがベースだからか、登場人物もどこかリアリティの薄い、大変ピュアで繊細な少年達だ。少年達が寮制の高校で生活をしている、と聞くとすぐに名作、「トーマの心臓」のギムナジウムを思い出すが、こちらの作品は隣接する女子高との交流があるどころか、少年達が女体化している間にも勉強が出来るようにと、晴れの日は男子校で、雨の日は女子高で授業が受けられるようになっている。勿論一部の大人しか知らない事実なので、少年達は女体化を隠すのに必死だ。気になる女の子とのデート中に雨に降られたり、女物下着の洗濯の仕方について悩んだり、3巻に至っては、主人公が女体化している間に男子校の寮長とかなり親密な話をする間柄になってしまったりと、少年達は本当に身も心も忙しい。もしやこのまま女の子の気持ちが定着して、寮長に恋をしてしまうのではないかという危惧を読者は持ってしまう。
しかしこの心理劇の素晴らしさ、微笑ましさ、楽しさにうっかり忘れてしまっている疑問が時々頭をもたげるのである。落雷のせいで女体化した彼らだが、原因は未だ見つからず、探そうという意欲も起こさない少年達。面倒だなぁと思いつつも、男でなければ、女でなければ結べなかった人間関係を得られた事に喜びを感じているこの素直さ、順応力の高さ。誰か一人位、原因を探り出そうとする頑なな男がいてもいいのではないだろうか?その辺の展開を4巻以降に期待しつつ、少年達がもっとのっぴきならない状態になるのを、読者として楽しんでいきたいと思う。
期待してはいるけど ★★★☆☆
数少ないTS物の良作で期待してみたものの、いろいろと消化不良な感が否めません。
丁寧に描写してるものの、主要人物が多いのがアレなのかイベント紹介で終わってしまっているような印象でした。
気になっていた葉月の弟イベントも割とあっさりと。うーん、、、


半年に一巻のペースでは流れが丁寧過ぎないか?