本書の旧版は、Fortranの数値計算プログラム、Latexの研修で数学公式集を作成する際に利用しました。
新装版ということで、内容はそれほど変えずに、おしゃれなデザインにしたもののようです。

３分冊のうちで、特殊関数のこの第分冊が一番お世話になりました。
特殊関数は、特定の分野だけで使うものがあります。
特定の分野の専門家の方から、FORTRANのプログラムの作成依頼や、不具合取りの依頼を受けることがしばしばありました。
自分では、特定の分野の基本公式を知らない場合が多かったです。
特定の分野の専門書だけを見ても、前提知識がいろいろ仮定されていて、分かりにくいことがありました。
本書で、確認しながら読み進むことになり、お世話になりました。

Fortranの数値計算プログラム作成の際には、近似式がどれだけ出ているかが重要だとわかりました。
Latexの研修の際には、公式だけでなく、途中の式の展開もあると便利だと思いました。

学生時代の研究でお世話になりました。
論文などで初めて目にした関数について調べたりするときに、
欲しい知識サッと得られるという点で、重宝します。
また、パラパラ目を通してみると良い暇潰しになります。

本書は特殊関数に関する公式を集めたものである。物理数学の中でも特殊関数は勉強するのが難しく嫌になる人も多いだろうがここが我慢のしどころである。勉強するときはときには我慢も必要である。公式集は量子力学を勉強するときなどに便利であるので持っていて損はない。

色んな特殊関数を含んだ積分の式や、特殊関数のグラフの形などが示されていて、数式を解く為にあるような本。
実際、うちの研究室の先生も数式を解いたり変形したりするのに重宝しているみたいです。理系の学生は持っておいた方が良いです。