あまりショートショートという小説の形式にこだわったことはなかったのだが、初めて親から与えられた文庫本がO・ヘンリーの岩波文庫だったため、O・ヘンリーの小説の形式には並々ならぬ愛着を持っていた。そうか、あれもショートショートだったのか、と本書を読んで初めて気づかされた次第。
読み進めるうちに、とにかくここに上げられた本が読みたくて仕方がなくなってくるのだが、絶版図書も多いらしい。気長に探すしかない。
今では手に入れにくい本の書影が満載されているのも楽しい。
新書とは思えないほど、読み応えたっぷりの充実した一冊です。