私が特に好きな話は「夏の葬列」、「お守り」、「煙突」です。
お守りは、乙一や星新一の作品が好きな方ならきっと好きだと思います。
夏の葬列は教科書と全く同じ文章なのに何度読んでも胸が痛くなります。
煙突は今年読書感想文で書いたのですが、この作品は読めば読むほど味が出て、作者の心理が分かっていきます。思春期ならではの戦後の心境など、とても胸が打たれます。
そして、最後に主人公の友・山口の起こした行動…全てが繊細で、大事な記憶として残されていきます。
後は「他人の夏」も良いです。
山川氏が短い生涯の中で残した珠玉の名作達を、是非読んでみて下さい。
絶対損はしませんよ!安いですし(^^)