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山岳装備大全 (山岳大全シリーズ)

価格: ¥2,079
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 山と渓谷社
Amazon.co.jpで確認
山岳装備“カタログ”大全 ★★☆☆☆
『山岳装備大全』ではなく、『山岳装備カタログ大全』か。
カタログを集めてまとめたという労力は買いますし、数がまとまっているので、
登山道具のカタログをまとめて読みたいという方や、登山、アウトドア初心者の方は
持っていても損はしないと思います。

ただし、雑誌連載記事として、また、それらをまとめた単行本としてみると、
ずいぶん楽な作り方してるな、と思います。
下手すると、インターネットの情報のほうが上かもしれません。
カタログを集めた以上の価値はないと思います。
(でも広告とかが絡んでいたりすると仕方がないのかもしれません)
そのため、実際に使ってみてどうなのかという点については皆目わかりません。
この本を基に自分で購入して使い勝手を検証するほかないでしょう。

歴史と伝統あるヤマケイさんであれば、
雑誌連載時から、使い方や使い勝手、使ってみなければわからない点など、
もう少し突っ込んだ内容で作れるのではないでしょうか
(そうすると特集企画になっちゃうか?)。

私としては、新製品などをじっくり比較検証する
「ヤマケイ道具研究所」をどこかのフィールドに設置して、
そこでのレポートなどをまとめていただけたら素晴らしいと思います。

ヤマケイを愛してやまない身勝手な個人から、
愛するが故の苦言でした。
残念だが旬は過ぎた。 ★☆☆☆☆
実践道具学1の時代からファンでした。2が残念な内容だったので、本作品には期待していました。
山渓の連載は大きいカラー版でしたが、こちらはモノクロが主体です。
文章組み方(段組み/横書き)も、かなり読みにくいです。
「文庫本を中途半端に大きくしたような」印象が強いです。

HOBO氏の文章のクオリティが落ちている事に加え(年には勝てないのか?)、共著者の文章力が著しく乏しく、結果商品カタログ以下になってしまいました。
文章を読んでも何も(熱い気概やすぐにアウトドアに出たくなるような躍動感など)が伝わってきません。
強いて言えば巻末の装備リストは参考になったかな?といった程度。



連載はそれなりに良かったのに、単行本化でここまで落ちてしまうのは、編集者の責任は大きいと思われます。
出版業界全体の著しい体力低下が一因でしょうか?
「大全」を名乗るなら ★★☆☆☆
山での多岐に渡る装備品を細かくカテゴリー分けされており、必要なモノはキチンと網羅されていますので、構成には不満はありません。
しかし、肝心の「内容」に多少、゙片手落ち"感を感じます。
内容的にはあくまでもアイテムの進化や歴史、現状、等々が話の中心。
「大全」を名乗るなら、製品をしっかりと「比較」し「弱点」や「問題点」も開示して欲しかった。
例えば、ゴアやアウトドライの靴を「革命」とまで賞賛するのは結構ですが、極薄の膜は大切に使って2シーズン。下手すると1シーズン以下の寿命です。
又、靴と言えば「加水分解」の問題にも触れられていません。
その他、意図的に「避けている?」と考えられる内容が多数あり、「大全」とは言えないのではないかと感じました。