早くキャンプにいきたいな!!
★★★★★
僕は普通のサラリーマンで、2ヶ月に一度くらい独りで2泊のキャンプに行っています。本当は毎日でもキャンプをしていたいのですがそうもいかずキャンプにいきたい病が抑えきれない日には晩酌をしながらこの本をぱらぱらとめくっています。僕のキャンプスタイルでは必ずしも使えるものばかりのの紹介ではないし、おそらく今後も「実戦」で使うこともないような用具もたくさん出ていますが、その反面日常生活で使用している商品も紹介されているので日常生活のなかでちょっとフィールドにトリップ!!できる本です。
確実に面白くなくなった
★★☆☆☆
前作「実戦主義道具学」が大変気に行っていたので今回も購入したが、はっきり言って期待はずれ。
前作は文章のエピソードからも写真からも本当に使い倒している印象を強く受けた。アウトドア用品として販売されているモノだけでなく、使って本当に良いモノは紹介するというスタンス。100円ライターまで紹介されているのがいい例だろう。
コレクター的な「愛着」という付き合い方ではなく、空気のように当たり前に使っているモノを紹介しただけという感じが好印象だった。
今回は、まるで雑誌の紹介記事のよう。文章などから、使い倒したものを紹介したと感じたのは1/3程度だった。ネットや雑誌で紹介されたような記事に多少のエピソードを加えたようなものなら、わざわざこの本を買う必要などない。つまらないとまでは言わないが、商業誌独特の匂いがプンプンして何の感動もなかった。
前作よりつまんない確実に
★★★☆☆
ブランド賛美の文章が多くカタログに毛が生えたほどの本になってしまっている。
初っ端からマニアを吐くほど毛嫌いしてほとんどバカ扱いにしているのだが、筆者本人もそうたいして変わらない。
王室御用達だとかハンターが使っているとか、ちゃらちゃらのブランドストーリーなどに熱くなっているようだけど、どうでもいいつまんない話ばかり。
ネットの口コミ、オークション、レプリカ・限定品・廃盤・復刻・プレミア・新製品などに一喜一憂する様は普通のお買い物紹介blogのようだ。
数百回使い込んでの紹介とされているが、カタログスペックを丸覚えしているだけじゃんと思うものもいくつかあった。
たとえば、ナルゲンのボトルも防弾ガラスとしてもつかわれて無敵のような書かれ方だが、自分の同じタイプのは数年使って変形して壊れた。
ストームクッカーも強風でも影響ゼロとカタログを信じ込んでいる書かれているけど、本当の強風ならいつまでたっても湯が沸かないので注意。
パタゴニアで使うのが楽しみと書かれているが、そのままだと風防ごと飛ばされてしまうのが落ちだと思う。
あと、相変わらずプロフィールを何十行も羅列して紹介するのはミットモナイと思うのは自分だけかな・・・。
期待して買っただけにざんねんな本でした。
道具を疑似体験で使ってみる本。
★★★★★
一作目が良かったので今回も購入しました。
そこまで気にしていなかったアウトドア道具が
写真と文章の力で身近に感じられ使っている疑似体験ができます。
「このシュチュエーションで使えるな」「これをこうすれば使えるな」と
前作ほど多くは有りませんでしたが
買う気のなかった道具をこの本のおかげで疑似体験
数点買ってしまいそうな私がいます。
乾坤一擲の力作!!
★★★★★
前作で「デビュー作にしてベスト盤」のような傑作を生んだ、ホーボージュン『実戦主義道具学』の第2弾。
第1弾で渾身の旅道具40点があげられており、続編の出版を心待ちにしつつも「あれ以上の作品が可能なのか?」という危惧もどこかに感じていました。
結論からいうと、心配ご無用!
第1弾以上の「熱さ」「濃さ」「胸が締めつけられるような旅心」にあふれるホーボーワールドが広がっています。
これだけの密度で道具を語れるのは、ホーボージュンが本気の旅を続けているからでしょう。
大きな病魔を乗り越えて、セーリングカヤックで黒潮に揉まれ、最高の一瞬を求めて雪山を渡り歩き、世界の果てを眺めにパタゴニアの先へ。
ギリギリの旅は道具への審美眼を磨き、(連載用のノルマみたいな惰性旅ではなく)身銭を切って旅をするので、一文一文に腹の底から沸きあがる本音が刻まれる。
心の底がぐっと広がるような読後感に包まれます。
同時にこの本は、危うさを秘めている。
目の前の仕事やあれこれをすべて投げうって、旅の風に吹かれたくなる…。
そんな気分です。
『実戦主義道具学』が『THE BLUE HEARTS』なら『実践主義道具学2』は『YOUNG AND PRETTY』!
2冊続けて、大熱量を放出するホーボージュンにビール10杯!!
6月に山と溪谷社から出るという『山岳装備大全』も楽しみですが、『BE-PAL』に連載していた『OFF THE ROAD』の単行本可を激しく希望します!!!