困った部下が最高の戦力に化けるすごい共感マネジメント~売上を伸ばしているリーダーが実践している最強チームの作り方
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困った部下(=指示待ち族、指示に従わない、手を抜く)にお困りのリーダーは経営者や管理職を問わず非常に多いようです。
管理職に向けた2017年のアンケートによれば、中間管理職の悩みは第1位「上と下との板挟み」に次いで第2位「思い通りにならない部下についての悩み」でした。
部下のマネジメントというリーダー共通の悩みを解決するのが本書です。
著者の中田仁之氏は、関西大学時代に関西大学野球リーグでベストナインを獲得、大学野球選抜メンバーにも選ばれました。その後一部上場企業で管理職を経験し結果を出せるチームワークに精通しています。
現在は経営コンサルタントとして活躍中の著者がオリジナルメソッド「共感マネジメント」によって、売上が劇的に改善した例を挙げながら、「困った部下」を最高の戦力に変えていく方法をお伝えします。
チーム力を高めるために著者がもっとも大事にしているもの、それは「共感力」です。共感力とは、文字通り他人に共感する力のことです。他人の気持ちが分かる力ということであり、他人に自分の気持ちを分かってもらう力ということでもあります。
さらに一番重要なことは人と人が本当に共感しあった時に想像もできないような大きな力を生み出すということです。
人間1人の力というのは、よほど才能に溢れた人でなければたかが知れています。しかし共感力を駆使することによって、何十人分の力、何百人分の力を1つにすることができます。
その時に人は、その集団の一員として、才能あふれた人でもかなわないほどの力を発揮できるのです。100人の1歩が1人の100歩を軽々と上回るのです。
本書で記しているのは組織の共感力を高めるための5つのメソッドです。このメソッドを実行するこにより、部下が変わり、お客様が変わり、何よりリーダー本人が最も変わっていきます。
リーダーがとるべき姿勢とその手順がこちらの5つのメソッドです。
(1) 感謝を伝える
(2) 可能性を信じる
(3) 誤った行為を叱る
(4) 感情を共有する
(5) チーム心を養う
もう少し噛み砕いて書くと、
(1) 感謝を伝える=大切な人に、きちんと言葉で感謝を伝えること。
(2) 可能性を信じる=大切な人の可能性を最後まで信じ、相手の自信をあなたが育ててあげること。
(3) 誤った行為を叱る=叱る時は人格を否定せず、誤った行いを短い言葉で叱ること。
(4) 感情を共有する=恥ずかしがらず、喜怒哀楽を一緒に表現すること。
(5) チーム心を養う=チームのために自分には何ができるのか? を全員が自問自答できる雰囲気を作ること。
この5つのメソッドを念頭に、リーダーとしての「姿勢」をもう一度見直してみてみることによりあなたのチームがみるみる間に生まれ変わります。
今日思い通りに動かないと嘆いていたチームが面白いほど売上が上がるチームに変貌するためのノウハウが詰まった本書は全てのリーダーの方にお勧めの1冊です。