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理系のための法律入門―技術者・研究者が知っておきたい権利と責任 (ブルーバックス)

価格: ¥1,197
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
知っていないと困るのですが,知りませんでした ★★★★☆
特許や著作権などの知的財産に関わる法律やPL法など,エンジニアや研究者が知っていないといけない法律を紹介しているものですが,お恥ずかしながら知らないことも多々ありました.

例えば,「試験・研究のための実施には特許権は及ばない」ここまではOKです.「しかし大学の行為は『業として』の実施に該当し特許侵害になりうる...」とのこと.「え?!」です.ただし,「第三者の特許権をよりよいものに改良するための研究開発は,特許法六九条一項に該当するので,特許侵害に該当するかどうかはどのような目的による」とのこと.うーん.

また,遠心分離器に使えるような部品を輸出したり,大学の原子力関係の研究室が望ましくない国からの留学生を受け入れていたとかが時々ニュースになります.このような,武器に転用できるような物・技術を勝手に輸出してはいけないという法律もありますが,この件については本書では触れられていません.ちょっと残念です.
知財、研究・開発担当者だけでなく、エンジニアも必読の本! ★★★★★
本書の構成は、

第1部基礎知識編
第1章法律と裁判の基礎知識
第2章契約と民事責任の基礎知識

第2部知的財産に関する法律知識編
第3章知的財産法とは何か
第4章特許権
第5章著作権
第6章デザインと商標の保護
第7章技術情報の漏洩禁止(不正競争防止法)

第3部技術に関する法律知識編
第8章製造物責任法(PL法)
第9章商品などの表示に関する規則(不正競争防止法など)
第10章内部告発

となっております。類書にありがちな逐条解説ではなく、裁判の流れから、司法制度、最近何かと話題の裁判員制度まで幅広く言及され、事例も豊富です。私など法律知識にはかなり疎い方ですが、全体に平易なスタイルで、大変分かりやすく解説されており、とても勉強になりました。「理系の法律」というと、すぐ特許・発明を連想してしまいますが、知財に関わる方や、研究開発の担当者のみならず、ものづくりエンジニアの方にも、本書は必読かな、と思いました。また技術士や弁理士受験を目指す方にも入門書として、参考になるのでは、と感じました。

主な技術系の法律 ★★★★★
技術者が知っているとよい法律を紹介している。
 特許法
 著作権法
 商標法
 技術情報の漏洩禁止(不正競争防止法)
 製造物責任法
 公益通報保護法
など、重要な法律は網羅しています。
憲法との関係での説明が希薄なことと、
技術標準に関する工業標準化法について、1章設けていないのは残念です。
必要な基礎知識 ★★★★☆
理系の社会人にとって、
必要な法律の基礎知識が書かれた本です。

幅広い基礎知識を具体例を示しながら、
解説した本で、わかりやすいです。
まさに入門編という内容です。