わかりやすく実践的
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最近注目を集めてきているビジョントレーニングについて、学校や家庭ですぐに使えるように書かれた本。眼の機能の説明、機能のチェック方法、現場での実践例(小中高、特別支援学校、家庭)など、簡潔にしていたれりつくせりの内容。「視覚機能チェックリスト」では、学習場面での問題が視覚の入力系の問題か、処理系の問題かなどが推測できる。追従性眼球運動・跳躍性眼球運動・両眼のチームワークなど基本的な3つの眼球運動のチェックや、数字読みテスト、視覚認知テストなどを行って、すぐに必要なトレーニングがわかるなど、ひじょうに実践的なのが素晴らしい。B5判と判型が比較的大きく、文字もイラストもゆったりとして読みやすく、トレーニングのシートをそのままコピーして使えるのも魅力。
楽しみながら実践できるトレーニング!
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読み書き指導に迷った時、学習の習得につまづきを感じた時に
とても参考になります。
具体的なトレーニング方法が沢山載っており、
しかも身近なもので実践できます。
トレーニングと言っても難しいものではなく、
子どもが喜ぶ遊びの中に組み込むことで、楽しみながら
大きな効果を得ることが出来ました。
意外な視点から学習サポートができる、お勧めの一冊です。
具体的・実践的ですぐに応用できるトレーニング集
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視機能訓練とか、ビジョントレーニングと呼ばれる分野が最近注目を集めている。
一昔前からスポーツ選手の能力アップに取り入れられていたが、ここ数年は学習障害など、単純な学力以外の部分で勉強に難しさを持つ子どもを支援するために多く取り入れられてきた。
この学習障害児へのビジョントレーニングであるが、これまではまとまった本がなかった。
研究発表や各種の講演会での紹介をもとにそれぞれの支援者が手探りで行ってきたのが実際のところである。本書の著者はアメリカでオプトメトリストの資格を取得し、日本で先駆的に取り組んできた人物である。
本書で最も注目すべきところは追従性眼球運動や跳躍性眼球運動、視空間認知などターゲットとする視機能ごとに具体的なトレーニング方法をまとめていることである。具体的な記述であるため、すぐにでも実践できることが大きな魅力である。また、そのトレーニング自体も子どもが飽きずに繰り返し取り組むことが出来るように工夫されている。
ビジョントレーニングはこれからますます注目される分野であろう。本書を読んで多くの人々が学習や運動に困難を持つこどもに理解と共感を抱き、その困難さを軽減するための支援に取り組むことを期待したい。
漢字をなかなか覚えられない児童生徒たちのための大切な本
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こんな簡単なことで勉強が出来るようになるなんて驚いてしまいます。漢字をなかなか覚えられない児童生徒たちのための大切な本です。早速大学の図書館に入れて頂くようにお願いいたしました。現職の先生方はもちろんのこと教職を目指す学生さん達にも是非読んで頂きたい本です。
子どもさんだけでなく、大人にも!
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知り合いに勧められて小学生の孫のために購入しました。
孫に渡す前にぺらぺらめくってみると簡単な眼のテストやトレーニングがいろいろ載っていて、気がついたら夢中でやっていました。老眼で本からは遠ざかりがちな私にも読みやすく、簡単に楽しくできるものばかりです。
子どもさんだけでなく、私のように見え方に不安が出てくる年代の方にもすごくお勧めです。
目からうろこ
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特別支援学級の担任(1年目)をしています。自分の関わり方に不安がありました。この本を活用し、児童の苦手を少しでも克服できるように頑張ります。