結婚市場の獲物になった男達
★★★★★
戦争が終わって社交界でも適齢期男子不足(戦後の日本みたい?)
退役した元諜報部員達が独身で色男で金持ち爵位あり つまり結婚する必要あり。
でも社交界での経験が不足してるから心配。そんな彼らの結婚への物語が続くシリーズです。
シンスター一族の物語と同じ時代(社交界のご意見番のあのレディも健在!)。
最初の主人公は莫大な遺産と称号と扶養者を受け継いだけど、期限までに結婚しないと
財産だけ没収な伯爵様。彼が出会ったのは倶楽部用の屋敷の隣にすむ学者一族の娘。
正直 正体不明な敵の黒幕とか、探ってる秘密が なんだか薄っぺらです。
ヒロインは結婚する気がないけど経験はしたい。
ヒーローは彼女に誘惑される形でベッドイン。その後はヒーローのあの手この手の誘惑が続きつつ、またヒーローの結婚事情がヒロインの誤解を生んだり。
ちなみにヒーローは同作者の他の本に比べるとベッドでの傲慢度大。
エロティックなシーンで読者を引き込むのも作家の腕だし、ヒロインも意欲満々なので私は嫌いじゃないですけどね。