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英語で読み解く賢治の世界 (岩波ジュニア新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ロジャー・パルバース/著 上杉隼人/訳 出版社名:岩波書店 シリーズ名:岩波ジュニア新書 598 発行年月:2008年06月 関連キーワード:エイゴ デ ヨミトク ケンジ ノ セカイ イワナミ ジユニア シンシヨ 598 えいご で よみとく けんじ の せかい いわなみ じゆにあ しんしよ 598、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン K/0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん K/0365、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン K/0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん K/0365
英訳で賢治の理解が深まる ★★★★★
宮沢賢治の著作は、子どもでもわかるものもある反面、その全体はあまり易しくなく、難解なものが多い。「雨ニモマケズ」や「注文のおおい料理店」あたりなら誰でも大体わかるだろうが、有名な「銀河鉄道の夜」でもあまり易しいとはいえない。その主な原因は賢治の宗教観だろう。ところがこの本の著者は、このもっとも難解な部分にまで立ち入って解説している。賢治の詩「春と修羅」などは一般読者にはぼんやりしたイメージしか湧かないだろう。私もこれまで読みかけては挫折していたが、本書のおかげでやっと少しわかりかけたような気がする。原文を読んでもわからない部分が、英訳を通して理解できたりする。わかっていなければ翻訳はできっこないので、英訳のほうが明解である。かといって、翻訳が軽薄になっているわけではない。しかし、外国人でありながら、著者はどうしてこんなに賢治が深く理解できたのだろう?ロシヤ語とポーランド語にも堪能らしいが、日本語能力も並みのものでなく、また前の評者がいうように、「本当に宮沢賢治を好きだ」からこそ出来たことだろう。著者の探究心と労作に敬意を表したい。英訳を通して、本書は英語の学習にも非常に役立つだろう。
賢治と英語の世界 ★★★★★
春と修羅が英語になってると知って買った一冊。
読んでみるとまるで賢治が英語を話しているような感覚に飲み込まれました。

収録作品は
1、雨ニモマケズ
2、札幌市
3、永訣の朝
4、わたくしどもは
5、風景とオルゴール
6、氷室の冗談
7、『春と修羅』序

この本の良いところは、作者が本当に宮沢賢治を好きだというところですw
賢治の世界を壊さないように、細かいところまで「音の響き」と「言葉の並び」に
丁寧に丹精込めて英訳しています。
日本語での解説も、賢治の生い立ちを見ながらの解説なので読み応えがあります。

看病を「to take care」ではなく、「to nurse」としたのは何故か。
オロオロやごうごうという擬音語を英語で表現すると?

個人的に私は賢治の少しややこしい日本語を使う雰囲気が好きなのですが、それを
うまく英語に訳されているなと思いました。英単語の並べ方も工夫しているので
英語だけ読み解くのも面白いかもしれません。

これまで、英語の「音」は苦手で詩などはあまり読んだり聞いたことが無かったの
ですが、日本語の響きの良さとともに英語の価値観も変わる一冊でした。

因みに、作者は賢治の弟に会いに行くほどの熱血ファン。
銀河鉄道も読んでみたいですね。