たとえば、「to be proud」は「誇りに思う」というよりは「何かを高く評価している」といった意味。したがって「I am proud to be an American」はナショナリスティックな発言でなく「アメリカ人に生まれてよかった」というニュアンスなのだ。このように英語の言葉ひとつひとつのニュアンスやぬくもりが伝わってくる。
取り上げられている言葉は「to be willing」や「God」などさまざま。参考書の重要単語とはあまり重ならないのが新鮮だ。「recognize」の説明など、日本人にとってさまざまな発見が随所にあり、初級者から上級者まで広くすすめたい。(原 智子)