血液循環の専門医が見つけた 押すだけで体じゅうの血がめぐる長生きスイッチ
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「血流」が健康にとってとても大事だということは、知っている。
「血流をアップ」させるためには運動がいいということも、わかっている。
……でも、けがをしていたり、病気で思うように動けなかったり、忙しくて時間をつくれなかったり……。さまざまな理由で、運動がむずかしい。
そんな方に、朗報があります。
手のなかの、ある「スイッチ」を押すだけで、
体じゅうの血流がよくなる。そんな魔法のような場所があるのです。
それは東洋医学の世界で「万能ツボ」ともいわれている、「合谷」というツボです。
「ただのツボの本?」と思われましたか? いえいえ、それは少々もったいない。
なぜならこの「合谷」を積極的に診療に取り入れることで、
これまで数え切れないほどの方々の、慢性的な体の不調、痛みを取り除いてきた「実証」を積み重ねてきた医師がいるのです。
それが、この本の著者、東京女子医科大学東医療センターの内科教授であり、医師の渡辺尚彦氏。
渡辺医師は、循環器内科専門医としてたびたびテレビにも登場し、
30年にわたり24時間血圧計を自分の腕に巻いて計測している、「血圧ドクター」としても有名ですが、
氏が独自に臨床データを取り、治療に役立てているのが、この「合谷」という場所なのです。
慢性的な体の不調とは、高血圧、肩こり、五十肩、顎関節症、めまい、うつ、視力障害、聴力障害などさまざまですが、「合谷」を押すだけで、どれも劇的に改善。
見違えるような患者さんの様子に、合谷とはまさに「長生きスイッチ」という表現がぴったり。
薬に頼らずに高血圧を改善したい。いまある痛みを何とかしたい。原因不明の不調と縁を切って、心も体もラクになりたい。
――そんな患者さんの一心な願いを、渡辺医師は、診療中の「合谷指圧」で、かなえてきました。
渡辺医師が教える「合谷」という長生きスイッチを押すことは、誰でもできてむずかしくなく、ちょっぴり痛いときもあるが気持ちいい、というもの。
1日2回、片手あたり5分(1回あたり計10分)と、いますぐ取り組めます。
ちょっとむずかしそうに思える「合谷」というツボの探し方も、医師ならではの、わかりやすい解説が好評です。
「いわゆる“ツボ”をピンポイントで探そうとしなくてもOK。少しくらいずれていても、さほど効果にちがいなし」という、これまでの経験に基づく渡辺医師の言葉に背中を押されます。
さあ、あなたもあなたの手のひらに眠る「長生きスイッチ」をオンにして、快活な1日を過ごしましょう。
*目次より
●「170から120に!」その場で血圧が劇的に下がった!
●五十肩で上がらなかった手が1回の指圧で「大きくバンザイ」できた!
●頸椎損傷後あきらめていた首の重さと、手のしびれ、肩こりがいっぺんに治った!
●肩こり、かすみ目、うつ状態が1度でウソのように消え「温泉につかったよう」な気分に
●原因不明のめまいが消え、不安がなくなった!
●つらい顎関節症が消えて、好物の寿司を食べられるようになった!
●合谷は体じゅうの血流を増加させる「スイッチ」だった!
●合谷は「トリガーポイント注射」と同じ効果!?
●合谷を押すと、「痛みの門」が閉じられる!?
●たった10分!「長生きスイッチ」をこう押そう
●入浴中は厳禁、血圧低下のダブルパンチに!
●合谷スイッチで認知症も遠ざかる!?