CKBだらけの鶴亀歌合戦・鶴組。DVDにはギュッと凝縮した09年夏ライヴ映像が!
★★★★★
たとえばオレが誰かのために『CKBマイベスト』を作るとしても、かなり考え込むことになりそうなわけで、CKBのベスト盤をコンパイルするなんてのは、まったくもって大変な作業であろうことは想像に難くない。
「でも、やるんだよ!」((c)根本敬)精神のもと、ファンの声、スタッフの意見、そして剣さん自身のレコメンドをもとに、定番あり、変化球ありで選曲されたのが、今回リリースされた2枚のベスト盤。これはその“鶴盤”である。
「肉体関係 Part2」はCKBのアルバムには初収録。「タイガー&ドラゴン」はエンディングありのフルサイズ(“完全版”と同じテイクだが、イントロ前にあったトーク部分はカットしてある)。「せぷてんばぁ」はシングルver.としてエディットされる以前の、微妙に異なるオリジナル版。「タオル→音楽力」は「タオル」の部分が長めの別ミックス。「あぶく」はアルバム・ミックス。「空っぽの街角」は完奏しないヴァージョン(これは実に残念)。
どの楽曲も原田光晴氏がリマスタリングを手がけることにより、2010年という「いま」を見事に呼吸している音に仕上がっている。
おまけDVDには2009年8月1日葉山マリーナで行われた“SUMMER EXPRESS 2009”でのライヴ映像を収録(約36分+音声のみのシークレット・トラック1曲)。音がちょっと割れてるのが残念だが、短い持ち時間の中、ギュッと凝縮されたライヴが堪能できる。
CDのみの通常盤『クレイジーケンバンド・ベスト 鶴』もあり。
なお、一部で収録希望の多かった『湯けむりスナイパー』主題歌「山の音」は、シングル『ガールフレンド』―ダウンロード販売あり―でどうぞ。