多摩教育大学、通称タマキョーに合格し、熊本から上京を果たした18歳の平凡な青年。
期待に胸を膨らませ、《華やかでカラフルな青春》を送る予定が、
「なあ、奇跡を信じるか？」そのたったひとことから大学生活は思わぬ方向に──？

東京での新生活、無為なモラトリアム、大人への階段、恋と友情の交錯、二度とない青い季節、その光──。
ともに歩くは、賭博中毒のトラブルメーカー、温厚篤実な元甲子園球児、そしてどこかミステリアスな眼鏡くん。
愛すべき奇妙な仲間たちと過ごす、どこまでも賑やかなわちゃわちゃキャンパスライフ！

★前後編の前編、《助走のシャイニー・サイド》。1話から5話目までを収録。
（400字詰め原稿用紙換算で約660枚/およそ23万字）

★巻末に下巻の予告イラストを掲載

目次ページあり、縦書き形式、細やかにルビがふられています。

＜収録エピソード＞
・四月のヘッド・オア・テイル
・五月の家庭教師
・六月の天気予報
・七月のアロハシャツ
・八月のサマーキャンプ

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■コメディ色の強いストーリーで、ほのかに青春ミステリな部分もあります（主に下巻）。
いつも通り「ゲイ小説×青春小説×BL」な要素は押さえつつ、新たな事に挑戦してみました。
上巻は非常に緩い《日常編》で、冒頭は特に緩めですが
騙されたと思って下巻までごゆるりとお付き合い頂けると嬉しいです。

■僕の他作を読んだ上で、その世界観がお気に召した方はぜひ、よろしくお願いいたします！