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カメレオン・アーミー (FC gold)

価格: ¥950
カテゴリ: コミック
ブランド: 祥伝社
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ざくりと一刺し。 ★★★☆☆
安野モヨコの作品て、ざくりと、殺傷能力があるように思う。「乙女心」なんて、生易しい言葉では形容できないほど、激しい女のココロの内が暴かれていて、思わず
目を覆いたくなっちゃう。安野氏特有のイラスト、目鼻立ちの整った顔やすらりとした肢体がこれまた鮮烈なのよね。

本書は、漫画家デビュー20周年を記念し、短編集が文庫本サイズで発刊されたモノ。
全部で8作品、収載されているのですが、やはり一番は「カメレオン・アーミー」。

流行の最前線をいく美人で派手な女、新田祐子。オヤジばかりのちっちゃな会社に入る。そこで出会った、唯一の女性社員、大山美奈子。地味ーでネクラっぽくて祐子とは正反対のような女。

「祐子さんはキレイだから…」「あたしなんて…」「男の人と恋愛とかしてみたいって思うんですけど、でも…」
祐子に言わせれば、「真似するっていうならそこまでやってみろ。できるわけないけど。人をひがむのはカンタンなんだよ」

しかし、ひとりの男性をめぐり、祐子と美奈子の関係は変わっていく…
祐子が失っていく“自分”。恐ろしいです。

文庫本だからお買い求めやすく、安野モヨコお初のヒトにもおススメの一冊。
あの時あなたはまだ戦場にいた・・・ ★★★★★
5年前の本ですが、違和感なし。昔も今も女の子、ちょっと年増の、元女の子の生活応援漫画です。ファッションもせりふもそう古臭く感じないってことは、結構今の若者の流行って停滞しているのかな?
こういう勝ったり負けたりにこだわる女はもしかすると減ってきているかもしれません。(なんつったってアーミーだもんな)負け犬まで行くこともなく、不戦敗のまま平気な女。
まさに、作家自身もいまや戦わない和平な人妻に落ち着いているし。
若者よ!ここらでドカンと変わってみるのも面白いかも?
安野モヨコらしい ★★★★★
見下げてたはずのダサい女が、やたら自分になついてくると思えば、いつしか服もメイクも自分とそっくり同じに・・・。と、まあよくあるプチホラーという感じなのですが、「よくある話」が妙にリアルで印象的な作品になってるのはさすがという感じです。
オシャレバカ人生の歓喜と悲哀?を描いた「X-girlの血は騒ぐ」と、真面目文学青年が女子高生に見事ひっかけられる「東京バンビージャンプ」も好きですね。このユルさ加減、アホらしさ加減、なんともいえずいい感じです。
安野モヨコらしさが充分楽しめる短編集だと思います。
一度で何粒も美味しい。 ★★★★★
安野さんの短編集です。『カメレオン・アーミー』『夜の王子様Chapter1』『夜の王子様Chapter2』『渚にまつわるエトセトラ』『X-GIRLの血は騒ぐ』『東京バンビージャンプ』『シナモン・ガール』が収録されています。

どれも適度なおしゃれ感とギャグが散りばめられていて(特にオチは脱力するものが多い)、駄作のない短編集になっています。中でも表題作『カメレオン・アーミー』は、文字通りカメレオンのように変身していく女性が、恐いです。一歩間違えるとホラーのようなストーリーですが、これは結構現実に有り得そうで恐い。映画「ルームメイト」を彷彿とさせるような恐さがあります。女にとっての最大の敵はやはり女か?まったく違う『X-GIRLの血は騒ぐ』は、ファッション好きな人間にとっては、かなり笑い!のツボ、と言うか、下手すると我が身を顧みる事になりかねない作品。ティエリー・ミュグレーの名前を出してくる辺り、安野さんのファッション好きが良くわかります。

どれも良く練られた感じがして、読み返すときには、ついちゃんと初めから終わりまで読んでしまいます。

おもしろい!! ★★★★☆
1冊の中に6個の漫画がはいってます。(カメレオンアーミー、夜の王子様、渚にまつわるエトセトラ、X-GIRLの血は騒ぐ、東京バンビージャンプ、シナモンガール)

本の題名にもなってるカメレオンアーミーはちょっと恐いです。人の良いところをまねするのは良い事??まねをされた方はどんな気持ち??ついつい、やってしまいがちなマネについて考えさせられました。
他の5個の漫画もとてもおもしろい内容になってます。