私には難しすぎる
★★★☆☆
近年,韓国との交流が盛んになるにつれ,入門・初級のテキストは巷に溢れ返っておりますが,中級(最近はチラホラ出版されてます),上級となるとまだまだ数少ないのが現状です。
本書は,中級で戸惑っている多くの独学者のために執筆された内容ですが,検定試験上級をめざすのか,韓国に行って現地の方との会話を楽しむのか,学習者が何を目的にしているかで,学習への取り組み方は異なると思います。
私の場合は後者の方ですが,12週間で本書を修了するなんてのはとても無理なような気がします。取り上げられている題材も専門的で,市場のアジュンマとの会話にはあまり役立つとは思えません。
上級への道は厳しいもんだと痛感させられますが,“シジャギパニダ”の精神で学習を継続し,いずれは理解できるようになりたいと思います。それまでは本箱の肥やしですね。
ところで,同じ前田先生が書かれている「前田式韓国語中級文法トレーニング」を現在進行中なのですが,こいつは良いですね。今のところはこれで実力アップを図ろうと思っています。
中級になりたての方にはこちらをお勧めいたします。共に頑張りましょう。
上級への壁と打ち崩そう〜!
★★★★★
以前、『上級演習ノート』を書店で発見した時、本当に欲しかった本を手にした思いでした。実際に授業でされた教材や、今でこそ聞きなれた『シャドーイング』『ディクテーション』も当時の私には画期的でした。『授業の合間の雑談』、と位置づけられた『上級への道』は私の勉強の『道しるべ』になりました。
そして この度、その続編とも言うべく、題名も『上級への道』が出版されました。学習内容は前編同様、全12週をきちんと取り組めば、きっと力がつくだろうと、腕まくりしています。そしてまた、今回も全週にわたって展開されている『学習エッセイ』が私の勉強の『道しるべ』になることでしょう。
この『上級への道』を、私同様、韓国語上級の壁を崩せないで足踏みしている方々に、ぜひ役立てていただきたいと願っています。
あると思います!
★★★★★
書店へ行けば韓国語入門、初級の本は多々あり、どの本をとってもあまり大差なしに韓国語の勉強を始めることができると思います。
しかし、中級になると数は少なく、どの本を選ぶかによって初級でぶつかった壁を乗り越えられるかどうかが決まると思います。
そして、上級になると教材は更に少なくなり、独学で勉強するには限りが見えてきます。
しかし、「韓国語上級への道」トレーニングノートは、上級の人にとっても、また初級、中級と独学で学んできた人たちにとっても、改めて学ぶ楽しさを教えてくれます。
タイムスケジュールできちんと管理されるので、しっかりと勉強方が組み立てられます。自分の能力がミルミル伸びていく事を実感出来、韓国語を勉強したてのような楽しさを思い出せます。
まずは、力試しにやって見るのも良いかもしれません。
私が人にお勧めするならこの本です。
翻訳通訳をめざす人にー「活!」が入ります
★★★★★
語学の習得は学習者の不断の努力が必要であることは百も承知だが、いい教材に出会ってこそ、その努力が実る。本書には、中級以上の学び手が、独学でも「読む・書く・聞く・話す」が総合的にスキルアップできる色んな工夫がある。それは、日韓の言葉の架け橋になるプロがもっと育ってほしいという著者の思いと日々の実践が詰まっているからだと思う。一つ紹介するなら「韓訳」の日本語文章と読解の韓国語の新聞記事。思わず読み込んでしまう興味深い内容だ。これを自在に表現できればいいなあ。明日からの学習に「活!」が入る。
真の上級者へのパスポート
★★★★★
真の上級者になるために必要なエッセンスが、事細かに散りばめられた1冊。特に、全章に設けられた「学習エッセイ」は、上級者に到達するためには、どのような勉強が必要なのか。また具体的に何をどう行なえばいいのか。ここまで懇切丁寧に教えてくれる語学書は今までなかなか見当たらなかったように思います。これほどまでに指針をしっかりと示してくれていると、あとは、学習者はそれに沿って勉強するだけ。課題がしっかりと見え、まるで目の前に先生が現れたかのようなそんな錯覚に陥ります。また、ついつい勉強のペースが乱れがちになる独学でも、12週間で完結するスタイルのこの本ならば、時間配分がきちんとでき、ペースを崩すことなく勉強できるでしょう。真の上級者を目指す、すべての方に「救世主到来」と言える1冊だと思います。