太陽の世界 11 王朝初期 太陽の世界シリーズ (角川文庫)
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聖地“ラ・ムー”は、大都市としての機能をそなえはじめ、ますます発展の様子を見せていた。だが、ここに、ひとつの問題がおこってきた。ラ・ムーの名家である、ピロロ家とトマピ家が、次第に反目しあうようになったのだ。そして人々は、それぞれの勢力下に入り庇護を求めるようになっていった。いままでひとつにまとまっていた人々の心が、ふたつに分裂しはじめたのだ。すでに、仲間同士の争いの心配さえあった。ラ・ムーは、大きな試練の時を迎えたのだ。