封印された日本史~日本はキリスト教国家だった!
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私たち日本人は最初に日本にキリスト教を伝えたのはフランシスコ・ザビエルだと思っている。
そのように歴史の授業で習ったからだ。
しかし、それは本当だろうか? 本書はそうした常識をひっくり返す研究本である。
著者のケン•ジョセフと彼の父親が長年にわたって日本で研究したところによると、ザビエルよりはるか以前から、キリスト教は日本に伝わっていて、日本の文化、国家形成に大きな影響を与えていた。
じつは今でも、その文化的影響が日本に色濃く残っている。
古代シルクロードを経由してキリスト教文化と思想は、景教徒(ネストリウス派キリスト教徒)と共に古代日本に伝わっていたのだ。
ケン・ジョセフ親子は、景教の研究者。景教とは、いわゆるネストリウス派のキリスト教で、正統派キリスト教からは異端扱いをされ、東方へ活路を見いだしたグループである。景教は、聖母マリアを崇拝することに異議を唱えた点で、最古の宗教改革であると評価する人もいる。
ケン•ジョセフ親子はアメリカ人だが、そのルーツをアルメニアにもち、戦後の日本にやってきた。そうして、日本各地に残るキリスト教の痕跡を訪ね歩いた。
本書は、そうしたなかから浮かび上がってきた隠された歴史の集大成である。
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《目次》
第1章 ルーツに引き戻した出会い
第2章 自由を求めて古代日本に来た秦一族
第3章 仏教以外の日本がある
第4章 日本人のルーツ=シルクロード
第5章 日本文化に残る渡来人の影響
第6章 渡来人の町だった奈良や京都
第7章 ルーツに帰った人々
■著者プロフィール【About the Author】
■版権履歴【Copyright History】
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著者:ケン・ジョセフ
*本書は、徳間書店『隠された十字架の国・日本—逆説の古代史』(2000年12月刊 ISBN:978-4198612870)を改題し、電子版にあたり再構成したものです。