ロンドン美術館案内は先ず本書で
★★★★☆
ロンドンには数多くの美術館があります。メジャーなところから、『歩き方』でもカバー
していない(していても、数行)ところまで、全10個所にしぼって紹介したのがこの一冊。
取り上げている美術館は以下の通りです(掲載順)。
01)ナショナル・ギャラリー
02)テイト・ブリテン&モダン
03)ウォーレス・コレクション
04)ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ(王立芸術院)
05)コートールド美術館
06)ヴィクトリア&アルバート美術館
07)サー・ジョン・ソーンズ美術館
08)ケンウッド・ハウス(これだけロンドン郊外)
09)大英博物館
10)クイーンズ・ギャラリー
それぞれの美術館が収蔵している名品の紹介(但し、点数はあまり無い、カラー&白黒
含め30点くらい。なので、観賞ガイドには向きません)、美術館の由来、美術館はどの
ような活動をしているのか、イギリスに於ける美術館(文化政策)の位置付け(あまり
メジャーでは無いと個人的には思う)イギリス絵画の流れ・・・等について述べられて
おります。
その点は著者も理解しているようで、各美術館の基本情報(住所、開館時間、入場料
URL等)に、大雑把な地図も用意されています(ロンドンのどのあたりにあるのか?を
知るには十分な出来です)。
美術館・博物館の数が多すぎるのも影響しているのかも知れませんが、『歩き方』の
別エリア分と比べても、ロンドン編は美術館・博物館ガイドが弱い感を受けます。
なので、美術・歴史方面を目的としてロンドンに渡航されるのであれば、予習用の一冊と
して本書を一読しておくべきだと考える次第です(後で後悔しない為にもね)。
ただ、図版が少ないので満点には届かず・・・
ロンドンにある美術館
★★★★★
ロンドンで絵画などを所蔵しているのは、おもに次のようなところらしい。
大英博物館
テイトブリテン、テイトモダン
ナショナルギャラリー
ウォーレスコレクション
ロイヤルアカデミーオブアーツ
コートールド美術館:ゴッホの浮世絵が紛失したまま
ヴィクトリアアルバート美術館
サージョンソーンズ美術館
クイーンズギャラリー
一度もロンドン市内に行ったことがないので、最初に行く前には、よく熟読して、
どこを訪問するか決めようと思っています。
美術館に今すぐ行きたくなる♪
★★★★★
これからロンドンの美術館巡りをするのに購入しました。
どの美術館も歴史から、代表作品の解説まで載っていて、美術館好きにはたまらない本だと思います。カラーの絵は少ないので、知識を深めたい人にお勧めです♪
この本に掲載されている美術館、全部行きたくなりました。
(時間的に不可能だとは思いますが・・・笑)
ロンドンにも持っていきます!
美術館ガイド本の白眉
★★★★★
それぞれの美術館の紹介が簡潔でありながら臨場感があり、この手の本にありがちな押し付けがましさや妙な高揚感もなく、著者の美術に対する深い造詣と愛情を感じる。
ヨーロッパの美術館巡りを趣味とする私は、「ロンドンはもういいや」と思っていたが、読後には「もう一度行きたい」に変わっていた。
これから行く方にも、行かれた方にもおすすめの一冊。
美術館に行きたくさせる本
★★★★★
ロンドンにある10の美術館について、その興味深い歴史が、代表的な展示作品の写真・紹介とともに、手際よくまとめられています。今年の冬にロンドンに遊びに行ったのですが、その前にこの本に出会っていたら、コートールド美術館にも足をのばしたのに、とちょっと残念な思いをさせられました。