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紙のなんでも小事典―パピルスからステンレス紙まで (ブルーバックス)

価格: ¥924
カテゴリ: 新書
ブランド: 講談社
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紙についててんこもり ★★★★☆
紙について、本の「小事典」という題名どおり、とてもくわしく書かれており、今まで全然知らなかったことがてんこもりの内容でした。
残念だな、と思うのは、第7章での「意外な素材の紙」というところ。
金属の紙とか、象の糞の紙とか紹介しているけど、読んでいて少し物足りない気がした。もう少し紹介してほしかったです。それと、ブルーバックスだから仕方ないけど、私には少し専門的過ぎました。第3章の「近代の製紙法」は難しかったです。
「紙」・・・身近なのに知らないことがいっぱい ★★★★★
その存在があまりに当然すぎ、つい見落としたり軽んじたりしてしまう「紙」。

世界にも珍しい「紙の博物館」(東京都北区飛鳥山所在)でボランティア・ガイドを務める製紙業界の技術者OBが、紙に関するありとあらゆる知識や話題を自在に語っている。

歴史から始まり、原材料、抄紙法(しょうし、と読む。要するに作り方だ)、種類、意外な使い道、そして、紙とは切っても切り離せない自然・環境問題に至るまで、コンパクトながら丁寧かつ詳細な紹介や解説がなされている。

IT技術の発展に伴い「ペーパーレス社会」が到来する、との予言が実しやかに囁かれていた時期があった。だがその予測は今のところ見事に外れている。その理由についても、紙の長所短所、電子データの長所短所をきちんと比較分析しつつ、説得力ある解説をしている。

残念な点を挙げるなら、カラー印刷が全く使われていない。これだけはコスト等の関係で電子データに及ばないようだ。だから図鑑のような使い方はできないが、幸い巻末の参考文献情報が充実している。本書を入門として専門書にチャレンジしてもよかろう。

こんなところにも「紙」が使われている、という発見、立派な「紙」でありそうなのにじつは「紙」とは呼べないもの、など、こと「紙」に関する雑学知識をものにし、ウンチクを語るネタとするのには十分。これ1冊で立派な「紙博士」になれると、自信を持ってお薦めする。

さぁ、あなたも牛乳パックから紙を作ってみませんか? 本書に詳しい作り方が解説されていますよ。