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有職故実(上) (講談社学術文庫)

価格: ¥1,155
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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天皇陛下を中心とする圏の秩序 ★★★★★
 有職故実というのは幾度か聞いたことがあるし口にしたこともあるが、実際にはどんなものなのか確かめたことはなかったので、今回この著作を読んでみた。

 全二冊で構成されているこの著作は、上巻が官職・位階、平安京及び大内裏、儀式典礼、年中行事を、下巻が服飾、飲食、殿舎、調度・與車、甲冑・武具、武技、遊戯を収録していて、上巻全体を見渡すと、天皇陛下を中心とする圏の秩序について纏めた構成になっている。

 最初の「緒言」で有職故実の沿革を示しているのが、その研究自体の意義をはっきりさせる役目を果たしていて、わかりやすい。官職・位階については和田英松「官職要解」に比べると簡便だが、その分把握しやすい。平安京及び大内裏については、図が文章に併せて適宜収録してあればもっとわかりやすいだろうと思った(下巻に一葉ある)。儀式典礼と年中行事については、後に民衆に天下っていく儀式や祭りの原型として読むと興味深い。

 全体を振り返ると、中国の唐王朝がどれだけ強く朝廷の様式に影響を与えたかということがよくわかる内容だった。もちろん後には中国の様式をことごとく換骨奪胎していくのだが、からごころの影響の大きさを改めて思った。
お勧め! ★★★★★
有職故実の集大成として評価を得ている好著。
上巻には「官位・位階」「平安京及び大内裏」「儀式典礼」「年中行事」が載っている。
読み出すと、案外サクサク読める。
有職故実に通じていれば、古典を読むにあたって、より充実感が出てくるはず。

日本史や古文などで出てくる言葉が、「なるほど、こう言うことだったのね」と納得がいく。

禅も仏教も良いのですが、私としては絶対に平安貴族を推したい。
そのためには、有職故実でしょう。
儀式にしろ、和歌にしろ、書にしろ、舞にしろ、音楽にしろ、やっぱり平安貴族が大好きです。
生活全体が美しい。
貴族を有難がるなどと言う低劣な感情ではなく、「生きる」ことを問うているのが有職故実なのでしょう。

価値観 ★★★★★
儀礼とか制度とかとか。
形骸化したモノでも元々は意味のあったものなんだって。
なんか、手が空くといっつも読んでる。

なんでだろ??