愛こそすべて
★★★★★
『我が心はICにあらず』以来のオダジマファンとしては小田嶋隆のサッカーコラム集が出版されるのは慶賀の限りだ(自分もレッズサポーターと言うのは差し引いたとしても)。
サッカー業界(?)の周辺にいる関係者からは距離を置き(置かれ)、健全なアマチュアリズムとして、ただサッカーへの、レッズへの愛が貫かれた本書は読んでいて気持ちの良いものだ。
感じていたけれども言葉にならなかったモロモロを鮮やかに表現にしてくれるオダジマ氏の腕はいつものように確かなものだし、少しでもサッカーに興味があればページをめくる楽しみは倍増するはずだ。
ちょっと表現が屈折しすぎているって?それが愛と言うものじゃないか。