心が温まる
★★★★★
中野→みお→高沢という想いの方向の作品。
第1巻からこの構造は一貫していますが、一読者の私見ですが、この方向は、あるべき姿ではないですね。
みおにとって、本当にお似合いなのは中野であって、高沢君はペットの様なものだと思います。
和み系天然の高沢君は、むしろ、私の職場に来て欲しいです。
皆が癒されます。
みおは、仕事のし過ぎで、全般的状況を見失っているという印象。
切れ者なのにヘタレの中野、超鈍感なみおです。
しかし、この作品全体で、今第5巻は、印象的な場面が多いですよ!
みおと中野の間には、お互い40才まで独身だったら結婚する、という約束があるそうで。
中野が、みおとのこの約束を確認して安堵する下りは、印象深いです。
また、みおの肩こりを、高沢君は癒す事が出来なかったのに、中野は心身ともに深く癒してしまいます。
一方、今巻の最終部分で、みおが中野に対してすねてみる下りなどは、大変良い場面です。
なかなか想いの方向が進展しないので、もどかしい本作品。
今第5巻では、少しだけ進展するし、じわっと心が温まります。