茶色のシマウマ、世界を変える
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日本の学校で自分が異質であると感じていた少女が、高校を中退して全額奨学金を得て留学。しかし、数十カ国から高校生が集まる多様な環境で彼女を待っていたのは、大きな挫折と、圧倒的な世界の教育格差だった。自分のアイデンティティを模索しながら必死でもがき、紆余曲折を経て、ついに日本初の「チェンジメーカーを育てる全寮制国際高校」をつくる夢に出会った、小林りん。いまやマスメディアでも注目を集める小林が、誰もがあきらめるような厚い壁に次々とぶつかりながらも、多くの人を巻き込み助けられ、ISAK設立を実現するまでの軌跡を、ベストセラー『奇跡のリンゴ』の著者・石川拓治がドラマチックに描いたノンフィクション。
読者には、本書を通して見てもらいたい。「教育を通じて世界を変えたい」という小林の志。その原点と戦略。その行動力。仲間を巻き込むパワー。100名近くのボランティアだけでなく、小林の情熱に突き動かされた何人もの著名人が学校設立を支援した。
本書は、2014年8月に開校したインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)のプロジェクトの軌跡を追った、上質のドキュメンタリーである。