浅草を広報してわかった インバウンドマーケティングに足りないこと 〜スマートフォンが観光を変える!〜
価格: ¥0
【内容紹介】(本書「はじめに」より)
「2020年の東京オリンピックまでになんとかしたい」
本書は、そんな地方自治体、観光地、ホテル、アミューズメントパークなどの観光業務に携わる方、インバウンド観光に興味のある方に向けた「広報マーケティング実践レポート」です。
私は、地元浅草の観光連盟事務局次長の役につき、ボランティアながら各行事の企画運営を行っています。その際、ソーシャルメディアなどを通じて、浅草の行事に関する公式情報を臨場感あふれる動画とともに世界へ配信しています。
「IT業界でマーケティングをしている私にはもっと力になれそうなことがある」とホームページ制作を始めたこと、その後のソーシャルメディアの活用、これからのスマートフォンを意識した情報発信についてなど、浅草の特性も分析しながら、インバウンドに必要なこと、まだまだ足りないと感じていることをお伝えます。
2020年の東京オリンピックをきっかけにして、それ以降も日本の良いところを世界の人に知ってもらえる仕組みを作る必要があるのです。オリンピック景気に終わらせず観光立国としての地位を作るためには、各地域それぞれが必要とされる情報発信をし続けることが必要なのです。本書はそんな方々の参考になっていただければと思います。
【もくじ】
はじめに
序章:浅草はなぜ賑わったのか
誕生から江戸時代
明治、大正そして昭和
テレビによる衰退、復活
東日本大震災
スカイツリー開業
第1章:インターネットの利用開始
行事の詳細は浅草に来るまでわからない
公式HPで「いつ・どこで・何が開催されるか」提供
三社祭の公式HP開設〜神輿位置情報発信への挑戦〜
公開する情報の充実
第2章:ソーシャルメディアの活用
Twitterで投稿するネタを模索
ソーシャルメディアでホームページへ誘導
本格的なTwitterとFacebookページの利用開始
YouTubeの利用開始
ブログの利用開始
Google+の利用開始
投稿の分析
メディアミックスとスマートフォン
第3章:インバウンドの最先端をいく浅草
朝の仲見世はほとんどが外国人
ハラールの対応
着物レンタル大ブーム
まだまだ足りないおもてなし
Free WiFi不足の解消
訪日外国人の求めているもの
第4章:求められる新サービスのかたち
変化の激しい情報伝達技術
スマートフォンで観光が変わる
第5章:わたしが浅草観光を世界に発信するに至った経緯
原点
大学卒業後、建材商社へ
翻訳会社だったクオリティ株式会社に転職
ソフトウェアライセンス管理
WEBサイトを立ち上げる
PC・ネットワークの管理・活用を考える会
中国へ赴任
はじめての飲食業でSNSを活用
浅草観光連盟に参加
おわりに
付録:浅草の歳時記
【著者プロフィール】
飯島邦夫(いいじま・くにお)
株式会社イーウィルジャパン 代表取締役CEO
浅草観光連盟事務局次長
1962年10月1日 浅草生まれ浅草育ちの江戸っ子。
ソーシャルメディアやWeb、リアルを組み合わせたマーケティング手法で、様々な分野で事業の立ち上げを経験。
個人的な活動では、地元浅草でボランティアとして浅草神社奉賛会事務局次長を務め、浅草の三社祭の催行に関する準備から当日運営、警察やマスコミ対応を行う。また、浅草観光連盟事務局次長の役につき、観光連盟では各行事の企画運営とともに浅草の行事を公式情報として動画にまとめ、ソーシャルメディアなどを通じて世界へ配信している。