「いつのまにか」の描き方: 映画技法の構造分析
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観客が感情移入してしまうのには理由があった。
POVショット、クレショフ効果などの映画技法が、どのように感情移入に資するかを、チャート式参考書のように明快に解説。
『シックス・センス』『プラダを着た悪魔』『ゴースト/ニューヨークの幻』『グラン・ブルー』『恋しくて』『ミーン・ガールズ』『サニー 永遠の仲間たち』『ロンゲスト・ヤード』『ダイハード』『エレファント』『スティング』『裏窓』『東京物語』等々、古今東西の名作を俎上に「いつのまにか」映画に没入してしまうメカニズム、ストーリーテリングを分析。
目次
1. 感情移入と臨場感
2. 偏在と遍在
3. 主人公のフリと観客のフリ
4. メソッド演技とクレショフ効果
5. 二重の追いかけ
6. Let them play God
7.内的な欲求と外的な目的
8. サプライズとサスペンス ミステリーとサスペンス
9. フリをすること
10. いつのまにか
11. どんでん返し
著者について
中澤正行
撮影監督、監督、城西国際大学非常勤講師
主な作品(撮影)
「天使の卵」(冨樫森 2006)同作品にて第50回三浦賞受賞
「あの空をおぼえている」(冨樫森 2008)
「午夜心跳」(張加貝 2010 サイモン・ヤム主演中国映画)
「Time spent together」(箱守惠輔 ADFEST2012 最優秀賞受賞)
「思春期ごっこ」(倉本雷大 2014)